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【中国と共に生きる】「花と共に」 日本フラワーデザイン協会講師片 倉鳳美さん

2015-09-17 人民網日本語版 人民网日文版

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ファッションやレストラン、オフィスやホテルなどが集まる北京市朝陽区の三里屯エリアに、日本人経営のフラワーショップがある。店内の一角では、週に3回、中国人や日本人を対象にしたフラワーアレンジメント教室が開かれている。今回は、この教室の講師で、日本フラワーデザイン協会講師の片倉鳳美さんをご紹介したい。


「植物から得られるエネルギーは国籍を問わない。中国にはお花の文化というのがあまりない気がしていたので、日本で学んだお花の技術をより多くの中国人とも分かち合いたい」。そう夢を語るのは、日本フラワーデザイン協会講師で、北京でフラワーアレンジメント教室を開く片倉鳳美さんだ。


教室開講当初、かつて中国語通訳経験者として活躍していた片倉さんにとって言葉の壁はさほど大きな問題にはならなかったものの、両国に横たわる文化や習慣の違いは、片倉さんにとって悩みの種となった。「日本人の生徒は私の言った通りにきっちりと作業を進め、その過程を楽しんでくれるが、中国の方、特に若い方は自己主張が強く、今日はラウンド(円形)の作品を練習すると言っているのに、他人と同じことはしたくないと、全然要求と違う作品を作っていたりする。どうすれば伝わるのか、困ったことがよくあった」。片倉さんは「私はこうしたい」という思いをストレートにぶつけてくる中国の若者に対し、それを全部跳ね返してしまうのではなく、少しづつ受け入れ、お互いに歩み寄りながら教室を進めていった。

普段はお花教室だけではなく、中国映画のフラワーデザインを担当することもある片倉さん。フラワーアレンジメントの難しさについて、「お花は生き物で、たとえ同じお花でもそれぞれもっている姿や雰囲気がある。お花をただの道具や材料とせず、自分がどう表現したいかよりも、如何にその花がもっている魅力を輝かせるか、それが一番難しい」と語る。生徒たちも初級、中級とレベルが上がるにつれ、そうした奥深さを感じるようになり、片倉さんの意味や思いを理解していくという。当初週に2回だった教室は、今では週に3回となり、そのほとんどが中国人の生徒が占めるようになった。


多くの中国人がフラワーアレンジメントを学ぶようになった理由について片倉さんは、「生活が豊かになり、お金や物欲的なものばかりでなく、精神的に自分を満たし潤いをもたらしてくれる文化を求める人が増えてきている。その中で、美意識を磨き、教養にも繋がるお花をを選ぶ人も増えているのではないか」と分析している。そのため女性だけではなく、暮らしを豊かにし、新たな自己表現の方法をみつけようと中国人男性も教室を訪れる。「以前は真っ白で何もなかった部屋が、今では緑に包まれた温かな部屋になった」(若い中国人女性)、「生活に彩りが添えられた。妻も私の作品を喜んで部屋に飾ってくれるし、写真をネットでもシェアしている」(中年の中国人男性)、「ここに来るまで少しイライラすることがあったが、花が私を落ち着かせてくれる」(若い中国人女性)。教室内は活気に満ち溢れていた。


「私にとってお花は友人。お花は生き物で、何かを伝えるものがある。だから贈る、贈られるとその気持ちが花を通じて伝わる。他のプレゼントにはない何か特別なエネルギーが花にはある」と片倉さん。自らが学んできた日本の技術や美意識といったものを、よりたくさんの方と共有したい、そのためにこれからも努力を続けたいと今後の意気込みを語った。


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