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熊本の被災者に救援物資を送る福岡市民 一部の生活用品が不足のまま

2016-04-24 人民網日本語版 人民网日文版



14日に日本の熊本県を震源とするM6.4の巨大地震が発生してから1週間が経った。21日に同県に隣接する福岡県を取材すると、被災した一部の区間の交通機関が回復し、不足していた食品の供給も基本的に回復していた。

 

カップラーメンなどが並ぶ棚で「震災の影響により、商品供給が不安定となっております。より多くのお客様へ商品を提供するため、こちらの棚の商品は一家族1ケースまでとさせていただきます」との張り紙をはっている福岡市内のスーパー。飲料水やおやつなどのコーナーにはこのような購入制限を示す張り紙はされていなかった。

 

◆食品の供給はほぼ回復

 

福岡市内にある大手スーパーでは、ピーク時間外の午後4時ごろ、客がまばらで、食品、加工食品、果物、飲料水などのコーナーには普段通り商品が並び、欠品は見られなかった。店員によると、地震発生後から数日は、市民が食品を買い占めたことや交通機関のマヒなどが出たため、すぐに商品の補充ができず、一時的に品薄となった。交通機関が少しずつ回復するにつれ、一般食品の供給は現在、基本的に回復した。ただ、熊本県の名産であるイチゴやイヨカンなどは、地震や輸送状況の影響を受け、在庫がない状態という。

 

◆市民が栄養補助食品などの支援物資提供

 

総合ディスカウントストアのドンキホーテでも、日用品や清掃用具などの欠品は見られず、スキンケア用品、美容用品なども十分揃っていた。店員は取材に対して、「地震発生後数日は、防災用品セットが飛ぶように売れた。20日になって関連商品の不足が回復し始め、通常通り供給できるようになった」とした。最近、福岡市が公式サイトで支援物資の募集を行ったこともあり、市民や団体がおむつや賞味期限の長い栄養補助食品などを次々に購入し、指定の物資受け入れ場所を訪れている。現在、おむつや栄養補助食品は品薄で、補充を待つ状態。また、顔や手、体などが消毒できるウェットティッシュも在庫に限りが出始めている。

 

救援物資を募集する福岡市の公式サイト。熊本市で不足している物資は、ウェットティッシュや常温長期保存が可能な栄養補助食品。ペットボトルの水やトイレットペーパー、おむつ、タオルなどは受け入れを見合わせる品目になっている。

 

◆福岡市内の雰囲気は通常通り


筆者は21日午後に福岡入りして以降、大雨となっていたものの交通機関は秩序が保たれ、雰囲気も通常通り。熊本で地震の災害が起きたことによる緊張感は全く感じられなかった。ある現地の女性は、「もっと大きな地震が来るのが心配か?」との質問に、「防災用品をきちんと準備しているし、家族もみんな一緒に暮らしている。だから、悪いことが起きても、家族みんなで一緒に困難に立ち向かえると思うと、気持ちが楽」と答えた。

 

◆被災地の道路は少しずつ回復

 

東京やその他の地域から熊本へ向かう飛行機の便は19日から回復し始めた。だが、21日は九州の広範囲で雨となり、東京から熊本、福岡に向かう便は遅延も見られた。道路は、被害の大きかった一部の地域を除いて、周辺地域と熊本県を結ぶ主要幹線道路の通行が回復に向かっている。ただ、一部の区間では深刻な渋滞となっている。その他、博多駅の駅員によると、駅構内で電車の運行状況を張り紙で知らせている。現在、九州新幹線の博多駅-吉松などは運行を見合わせている。熊本市付近の一部の区間の普通電車は通常より速度を落として運転を再開している。



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