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日本の作家「中国語での執筆は正装でパーティに参加するよう」

2016-04-24 人民網日本語版 人民网日文版



中国語での執筆で中国圏から広く受け入れられている日本の作家新井一二三氏がシンガポールからの招待を受け訪問し、「世界読書デー並びに文学の美しい春」イベントで2回の講演を行なう。

 

日本人として中国語で執筆するのと日本語で執筆するのと最も異なるところはどこか?思考や心で感じることにおいてどこが違うのか?この点について、新井氏がシンガポールの華字紙聯合早報の文芸記者からの電子メールでの取材に応じ、「中国語での執筆は正装をしてパーティに参加するみたいで、日本語での執筆はデニムを穿いてランチを作って食べる感じ」とユーモラスに語った。

 

中国語の学習は恋愛をするような感覚

 

新井氏は北方地域のアクセントで流ちょうな中国語を話すことができる。昨年、香港ブックフェアで彼女の公開講演に耳を傾けていたところ、どのように中国語に一目ぼれをしたのかという事や中国語を学習する過程に何度も恋に落ちた感覚を覚えた事を熱く語っていた。

 

早稲田大学政治経済学部を卒業した新井氏は東京の生まれ育ちだが、北京、杭州、香港で生活したことがある。1984年から1986年、米国のポップカルチャーが日本で一世風靡するという年代にありながら独立独歩の彼女は早々に中国語を学習することを選び、中国に留学した。前後して北京外国語学院(北京市)と中山大学(広東省広州市)で現代中国語と中国近代史を履修した。ある時期、新井氏はカナダに渡り英語での執筆を開始した。

 

新井氏にとって実は中国語は「第二外国語」である。当時、日本の大学は英語のほか、外国語を1課目学ぶ必要があった。早稲田大学政治経済学部の第二外国語はドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語からの選択だったが、大多数の学生がドイツ語かフランス語を選択する中、新井氏は中国語を選択した。当時、中国語の授業で唯一の女子学生でもあった。

 

新井氏は、「中国語を学習し始めた時、教師と一緒に中国語独特の四声を発声すると、すぐに堪らなく好きになり、中国語はまるで『歌を歌うよう』だと感じた瞬間、中国語の美しさに魅せられ、まさに一目ぼれをしてしまった」と話す。

 

正装とジーンズの違い

 

多くの読者が興味を感じるのは、日本人としての新井氏から見て、中国語で執筆するのと日本語で執筆するのと最も異なるところはどこか?思考や心で感じることにおいてどこが違うのか?という事だろう。

 

新井氏は、「中国語での執筆は外国語なため、文章を書くとき単語を1つずつ探し、詩を書くような、アートを作るような楽しさを少し感じる。日本語は普段から話す日常的な言語なので特に何も感じない。中国語での執筆は正装をしてパーティに参加するようで、日本語での執筆はデニムを穿いてランチを作って食べるようだ」とユーモラスに答えた。

 

母国語ではない言語で執筆することに言及すると新井氏は、「非常に素晴らしい。他の人ができないことを自分が行なう。隠していた秘密を公開するようで、子供がふざけて逃げ回るような楽しい気分にさせてくれる」とまたしてもユーモアを交えて答えた。講演の中で新井氏は、「私は外国人なので、外国語で執筆すると単語11つへの理解と姿勢が母国語の作家とは異なっている。その中で生み出される効果は偶然かも知れないが、その偶然性こそが文芸作品が追い求めるところである」と語っている。


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