7月に中国で最も美しい場所はどこ？

美しい風景を堪能したければ、時と場所を選ばなければならない。ここでは7月に中国で最も美しくなる場所10ヶ所を紹介してみよう。

NO.1青海湖

青海湖は西寧から西に約130キロメートル離れた場所にある中国最大の内陸高原の湖だ。7月から8月にかけては青海湖のベストシーズンで、日中の平均気温も15℃くらいまでしか上がらない。

NO.2甘南

ラプラン寺（拉ト楞寺）の読経の声が、炊煙とともに立ち上り、草原では心の中まで染み入るような蘇油（牛乳から作ったバターに似た油）の香りがいつまでも薄れることはない。ランムー寺（郎木寺）は、まるで桃源郷のように浮世離れしており、扎尕那地区の岩が重なり合ったような険しい石城が、雲や霧の間に見え隠れしている。そんな天国のような場所、それが甘粛省甘南チベット族自治州だ。

NO.3茘波

地球の「エメラルド」と称えられる茘波は、ユネスコの世界遺産リストに登録されている。ここを訪れることで体の中から洗われるような旅を始めることができるだろう。

NO.4■洲島（■はサンズイに門構えの中に韋）

■州島は中国で最も若い火山島だ。島の沿海は海底がはっきり見えるほど透き通った青を湛えているほか、サンゴ礁があり、貴重な海の生き物たちが謎めいた美しさを見せ、その種類も非常に豊富で、島には植物が密生し、美しい景色が広がっている。

NO.5霞浦

霞浦において最も人々を魅惑してやまないのがその砂浜で、その美しい瞬間をとらえようと、毎年多くの写真愛好家がこの地に押しかける。7月から9月は、海岸部に台風が数多く襲来する季節だが、空は無限の変化を見せ、太陽と雲が生み出す光と陰が交差する瞬間は、まさに写真撮影の絶好のタイミングと言えるだろう。

NO.6普陀山

普陀山は、山西五台山、四川峨眉山、安徽九華山と並ぶ中国の仏教四大名山。

NO.7瀘沽湖

瀘沽湖を訪れると、まるで神秘の世界に足を踏み入れたような錯覚に襲われる。紺碧の湖水が山々に囲まれ、この上なく美しい鏡のような湖と青々した山の佇まいの中に、感情豊かでロマンチック、善良で勤勉なモソ族の人々が住んでいる。この地では今もなお古くから続いている母系社会の走婚（通い婚）の風習が残っている。

NO.8稲城亜丁

稲城亜丁景勝地は、四川省甘孜蔵族自治州南部に位置する。この地は、雪山、氷河、峡谷、森林、草原、湖などの自然の景観に恵まれており、仙乃日、央邁勇、夏諾多吉という名の三つの神山があるため、チベット族が心の拠り所とする聖地になっている。

NO.9フルンボイル

この地に立つと、遊牧民になりたいという気持ちが自然と湧き上がってくる。馬にまたがり、万丈の思いで声をあげて歌ったり、大空を舞う雄鷹となり、天から授けられた清らかな空気の中を自由気ままに旋回したい気持ちになるだろう。

NO.10太白山

太白山は陝西省宝鶏市に位置する、中国でも有名な秦嶺山脈の最高峰であり、中国大陸東部における最高峰でもある。太白山は、その高さや寒さ、険しさ、奇観、美しさ、神秘性といった特徴で、広く天下に名を馳せている。「6月になっても解けない太白の積雪」は、著名な関中八景（関中地区の8つの景勝）のひとつだ。

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