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【民は食を以て天と為す】食で結ぶ中日の縁

2016-07-21 人民網日本語版 人民网日文版



民は食を以て天と為す。中日の交流の歴史において、料理は重要な架け橋であり、両国の人々に互いの国を理解するための最も直感的な素材を提供してきた。

 

【中国編】

 

★北京に位置する高級日本料理店

 


高級日本料理店「旬彩」は北京建国門エリアに位置する。料理長を10年務める中谷雄一さんはかつて都ホテル大阪(現シェラトン都ホテル)や北京ニュー大谷(長富宮飯店)など一流ホテルで修業を積んだ。その後一次帰国するもある中国人実業家の誘いを受けたことがきっかけで2004年に再び北京を訪れ、今日までの10年間日本料理店「旬彩」で料理長を務める。

本場の「和の味」を10年提供し続けてきた中谷さんだが、独自の発展を遂げてきた日本料理も、「数千年という悠久の歴史を中国と深く共有してきたこそ今の日本料理の発展がある」と、中国で料理人をしながら改めて中国文化と日本料理との繋がりを感じている。

 

★日本人パティシエが営む洋菓子店

 

北京市内に、日本人パティシエが営む洋菓子店がある。ロールケーキを看板商品に、中国人を中心に近年人気を集めている。洋菓子店「Booth'scake」のオーナーシェフ、森田峻亮さんはかつて日本でケーキとは無縁のプログラマーの職に従事していたが、「自分が本当にやりたい仕事は何か」を考え、辿り着いたのが学生時代から憧れていたパティシエの道だった。大手百貨店にも店を出す地元大阪の洋菓子店のパティシエへと転職し、その後上海の支店に駐在員として派遣され修行を積んだ。当時「中国のお客さんが日本のケーキに新鮮さを抱いてくれることが面白い」と感じるようになり、中国で独立して出店してみたいという気持ちが沸いてきたという。

 

森田さんのお店の看板商品はロールケーキだ。それまで北京でロールケーキを耳にすることすら稀だったが、開店から3年経つ今では、北京で暮らす日本人のみならず多くの中国人ファンをもつほどの人気店となっている。

 

★日本の「飯炊き仙人」中国で美味しいお米を探す

 

86歳ともなれば、ほとんどの人が孫をあやしながら、のんびり余生を過ごしていることだろう。しかし同じ86歳の高齢でも日本人の村嶋孟さんは異なる。今年1月、日本の「飯炊き仙人」村嶋氏は中国側の招聘を受け、北京で銀シャリを炊く妙技を披露し、高い評価を得た。今後、村嶋さんは3年間かけて中国各地の米の産地を訪れ、良質の白米を探し、銀シャリの技を伝授するという。

 

そんな決定の背景には「贖罪」という素朴な感情が隠されていた。今年1月のイベント前に、村嶋さんは招聘側に盧溝橋にある中国抗日戦争紀念館の見学を申し入れていた。

「心の中では覚悟ができているつもりだったが、写真に収められていた数々の悲惨なシーンにショックをうけ、悔恨の思いを感じると共に、涙が出るのを止められなかった」と村嶋さんは紀念館見学の感想を述べた。そしてその時に日本軍が中国で犯した罪に対する贖罪をしようと決心したのだという。

 

【日本編】

 

★東京池袋の中華風火鍋レストラン

 

グルメの街、東京で中華風火鍋と言えば、ほとんどの人が同じ店の名前を思い浮かべるだろう。この店には多くの中国人の食通が集まるだけでなく、日本人の食通も多く訪れる。毎週末になると予約は引きも切らず、席を確保するのも難しいという。この店とは東京池袋にある中華レストランの「逸品火鍋」だ。

 

女性オーナーの穆さんはこれからはさらに味の改良を重ね、サービスを向上し、池袋の華人エリアから外に出て、さらに多くの日本人のお客がいるビジネス圏に分店を開きたいと話す。近い将来、東京の中心エリアでさらに多くの華僑華人のサクセスストーリーを目にすることができるかもしれない。

 

★長沙の若者、日本で湖南料理を広める夢抱く

 

「湖南料理を広めて、寿司屋のように東京のあちこちに開店したい」と来日して9年になる李志紅さんは語る。9年前、ある中華レストランのシェフとして故郷の湖南省長沙から日本の東京へやってきた李さん。彼は現在すでに湖南料理レストランのオーナーになっている。しかしこれは彼のゴールではなく、夢はより多くの東京の人々に湖南料理を通じて湖南文化を広めることだと取材に答えた。

 

★日本人上級茶芸師が中国茶葉料理の魅力を披露

 

229日、料理研究家のサカイ優佳子さんの招きで、日本人上級茶芸師の池内巴里さんが都立大学駅近くの料理教室で日本人の生徒たちに独特な魅力をもつ中国茶芸を披露し、生徒たちは茶芸のすばらしさに感嘆の声を上げた。

またおいしい茶葉料理を楽しむだけでなく、池内さんは生徒たちにウーロン茶の茶芸も披露。生徒たちのために中国から持ち帰った稲香村(中国の老舗菓子店)のお菓子も、大きなお盆に並べられた数々のお菓子があっという間に無くなってしまった。グルメを楽しんだほか、生徒たちは興味津々といった様子で茶葉料理についてあれこれ質問したため、2時間の予定だった授業時間は延長せざるを得なくなったほどだ。

 

料理には、人々のさまざまな感情が含まれている。中国人と日本人にはいずれも食卓で交流し、心を交わすという習慣がある。中国料理と日本料理は、両国の人々が互いに理解し合うためのプラットフォームになる。政治経済交流が頓挫した時でも、料理は中日交流の窓を開き続けている。


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