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【中国に行ってみよう!】 第九回 南京 中華門

2016-09-02 人民網日本語版 人民网日文版




南京といえば南京大虐殺が思い出され、日本人にとって足の向きにくい地名ではありますが、風光明媚で、また歴史的な遺産も多く個人的には好きな街のひとつです。

 

南京には明代に造られた立派な城壁が残っています。

 

城壁の周囲34km。街を守るための城壁です。

 

南の正門である中華門は、中国でも最大級の甕城(おうじょう ※城門外に防御用の城門を二重以上かけた半円形あるいは方形の小堡)で、城外から城内に達するまで3つの内門と大門の4重の門があり、内門の上には楼閣があります。

 

敵が門を破って囲いの中へ侵入してきたとき、後ろの門を鉄の門で塞ぎ、敵を3つに分割して閉じ込め、城壁の上から石を落としたり、矢を放ったりして撃退できるようになっています。

 

また、城壁には蔵兵洞と呼ばれる洞窟のような部屋が27個あり、平時には物資の保管庫として、有事には、兵士が隠れる場所として使用されていました。27の蔵兵洞には、3000人も収容できたそうです。

 

まさに要塞です。

 

城壁の上へ上がる道も人間が登るための階段の他に馬が駆け上がる道もあります。高さ約21メートルの城壁の上へ続く急な登り道を、有事には兵士を載せた馬が一気に駆け上がって行ったことでしょう。

 

大門の上には、イギリスから輸入された大砲を見ることもできます。

 

これを見ると、決して遠い昔の話ではないことに気付かされます。

 

中国の他の都市にも城壁は残っていますが、これだけ、戦いの場面を生々しく想像させる城壁は珍しいです。

 

城壁の周囲は34kmですが、遺構が残っているのは約20kmほどだけだそうです。

 

このまま保護しなければ経年劣化で失くなってしまいます。

 

1995年、日中友好協会平山郁夫前会長が提唱した「南京城壁保存修復協力事業」が始まり、当時、私も日本の旅行社の一員として、この事業に参加するツアーの企画に参加し、平山郁夫氏が描かれた城壁の絵をパンフレットの表紙にして多くのお客様に参加していただきました。

 

あれから21年。

 

南京を観光で訪れる日本人が少なくなったと聞きましたが、日中友好協会が今なお南京城壁保存修復活動を続けていることを嬉しく思い、今後も続くことを祈るばかりです。

 

城壁に囲まれた街が舞台の人気の漫画「進撃の巨人」も、本物の城壁を間近で見れば、ますますおもしろく感じますよ!!

 

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【南京市内観光おすすめコース】

 

1日目 中華門、玄武湖、南京博物院、夫子廟

 

2日目 明孝陵、中山陵、長江大橋


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