【青い恋にキュン】「君の名は。」の興収が100億円突破 中国公開の期待高まる
8月26日に公開された日本の長編アニメーション映画「君の名は。」は、公開初日を合わせた3日間で、興行収入が12億8000万円に達し、その後も4週連続で興行収入1位を獲得した。新海誠監督は、日本のアニメーションでは宮崎駿氏に続き、興行収入100億円突破を達成した2人目のアニメ映画監督となった。
同作品は、中国大陸部ではまだ公開されていないものの、ネットユーザーの間では期待が高まっており、「またデスクトップに飾れる新しい壁紙ができた」などの声が上がっている。
興行収入が「風立ちぬ」に迫る
同作品は9月22日までに、動員数774万人を記録し、興行収入も100億円の大台を突破。アニメーション映画の記録を次々と塗り替えている。
日本のアニメ界の巨匠・宮崎駿氏は、「千と千尋の神隠し」(2001年)の興行収入が304億円、「ハウルの動く城」(04年)が196億円、「崖の上のポニョ」(08年)が155億円に達し、日本のアニメ界では絶対的地位を確立した。ここ3年を見ても、アニメーション映画の興行収入トップは、依然として宮崎駿監督の作品で、「風立ちぬ」(13年)の120億円だ。そして今回、新海誠監督がついにその記録に迫る形となった。
台湾·香港で公開間近 中国大陸部でも期待高まる
同作品の原作となった同名小説は、発行部数が90万部を突破している。同作品は台湾地区や香港地区での公開が決まっており、公開前にもかかわらず既に大きな話題となっている。また、中国大陸部では公開が決まっていないものの、映画などの情報コミュニティサイト・豆瓣では、ユーザーの評価が9.1ポイントに達し、5万人が「見たい」としているほか、多くのネットユーザーが「映画館で見たい」と期待を高めている。新海誠監督のこれまでの作品は、「映像はきれいだが、ストーリーがいまひとつ」との評判だったものの、「君の名は。」は口コミや興行収入も好調で、「新海誠のこれまでの作品の中でも最高の作品」との声も上がっている。
「君の名は。」がスタジオジブリの新作も圧倒
興行収入の面で、「君の名は。」と対照的な結果になっているのが、今月17日に公開されたスタジオジブリの新作「レッドタートル ある島の物語」だ。スタジオジブリにとっては、宮崎駿氏が引退してから初の海外との共同制作となった同作品では、鈴木敏夫氏がプロデューサーを務め、オランダ出身のアニメーション作家・マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット氏が監督を務めた。無人島に置き去りにされた男と巨大な亀の交流を描く同作品の映像は欧州風で、全編セリフ無しだ。
しかし、同作品の公開初日のチケット売り上げはわずか4232枚、上映中の「君の名は。」や「聲の形」、庵野秀明が総監督を務めた「シン・ゴジラ」などに圧倒されて、興行収入は惨憺たるもので、宮崎駿氏の時代の作品とは比べものにならない結果となっている。
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