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【読書の秋】ブックカバーという日本文化

2016-10-13 人民網日本語版 人民网日文版



日本は読書大国で、ある調査によると、日本人は毎年平均40冊の本を読むという。日本の地下鉄や喫茶店、空港の待合室などでは、時間つぶしに本を読んでいる人をよく見かける。ほとんどの人が読んでいるのがペーパーバックの文庫本で、大きさは持ち運びやすいA6サイズ(105mm×148mm)だ。そして、その本にはブックカバーがしっかり付けられている。そのため、読書をしている人を見かけると、「どんな本を読んでいるのだろう」と、興味津津になる。(文:賈文婷 済南日報掲載)

 

ブックカバーは日本特有の文化の一つで、その歴史は90年以上前の大正時代にまで遡る。日本には、「書皮友好協会」も存在し、ブックカバー文化をPRしている。筆者の日本の家の近くには「有隣堂」という本屋があり、仕事柄よく訪れている。その本屋で本の支払いをする時、いつもレジの人に「ブックカバーはいりますか?」と聞かれる。「はい」と答えると、店の名前が書かれた紙のブックカバーを無料で付けてくれる。文庫本を買った場合、10色のブックカバーの中から好きなものを選ぶことができる。

 

本屋にとって、無料でブックカバーを付けることには2つのメリットがある。一つは、ブックカバーが付いているかで、会計済みかどうかが一目で分かる。次に、ブックカバーには本屋の名前が入っているため、広告宣伝にもなる。本屋が無料で提供しているもののほかに、ブックカバーが好きな人は、文房具屋でも自分の好きな革製や布製のブックカバーを買うことができる。

 

ある調査によると、日本では本を買う時に、半数以上の人が無料のブックカバーが「いる」と答え、使わない人は24%だった。自分のブックカバーを使う人も9.6%いる。日本人はなぜこれほどブックカバーが好きなのだろう。それを友人の上村さんに聞いたところ、「その理由は2つある。まず、本が汚れるのを防ぐため。ブックカバーをして本棚に並べておくと、日焼けして変色したり傷んでしまうことを防ぐこともできる。日本は本の値段が比較的高いため、古本市場が発達しており、きれいに保存しておくと、高く売ることもできる。また、それを買った人も気持ち良く読書ができる。次に、プライバシーの保護。小説、漫画、一般書籍、どんな本を読んでいても、他の人の目を気にしなくて済む」と説明してくれた。筆者は、これほどまでにプライバシーを気にするのは、他の国ではあまりないことだと感じている。

 

インターネット時代に入り、日本人の読書の量も減っており、そのような現象は「活字離れ」と呼ばれている。現在、若者はインターネットを通して、情報を収集するようになっている。今後、日本で「紙の書籍離れ」も進むと、ブックカバーも姿を消してしまい、ブックカバーを付けて本を読むという日本独自の文化もなくなってしまうだろう。


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