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奈良県知事から見た中国

2016-10-23 人民網日本語版 人民网日文版



撮影:王丹


奈良県と中国のつながりには長い歴史がある。例えば、奈良市にある唐招提寺は、唐(618-907年)の時代に中国から日本に渡った鑑真(がんじん)らが建立した寺院だ。奈良公園の南都八景は、北宋(960-1127年)の文人画家宋迪が描いた「瀟湘八景」を参考にして選ばれたものだ。奈良の人にとって、中国は昔から親しみのある国なのだ。筆者はこのほど、奈良県の荒井正吾知事と対談する機会があり、知事の中国に対する見方を聞くことができた。

 

荒井知事は、「奈良と中国のつながりは隋唐時代にまで遡ることができる。仏教が誕生したのはインドであるものの、日本の仏教は中国の影響を深く受けている。歴史において、鑑真のように日本に来た中国の僧侶もいれば、中国に学問を学びに行った日本人もたくさんいる。1000年以上前の仏像の多くが今では奈良の独特の文化となっており、うち、東大寺の大仏など有名な仏像は全て中国に学んで造られた」と説明する。

 

奈良県と山西省は姉妹都市関係にあることについて、荒井知事は、「友好関係があるため、多くの中国の政府関係者に会ったことがある。彼らは経験が豊富で知識が広く、一つの問題を深く考えている」と話し、中国で最も印象深いのは「都市の急速な発展で、それには本当に驚かされる」とした。

 

荒井知事は、中国人観光客が奈良を訪問することを非常に期待している。昨年、奈良を訪問した観光客は中国大陸部から18万人、台湾地区から21万人、香港地区から約7万人だった。荒井知事によると、中国人の旅行のスタイルにも変化が生じており、大都市ばかりに目を向けるのではなく、地方を訪問する人も増えている。観光客を迎えるために、奈良県は、観光環境の改善に力を入れる必要があり、荒井知事は、「奈良をリーズナブルな優良観光地にしたい」と強調する。奈良市内では11月に、外国人観光客を対象にしたホテルがオープンする予定で、価格は一泊約4000円だという。




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