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【春節】正月用品ビッグデータ 口紅が人気、北京は空気清浄機

2017-01-24 人民網日本語版 人民网日文版

春節(旧正月、今年は128日)が近づき、正月用品を買い求める人たちが最初に考えるのは、健康、レジャー、娯楽だ。アリババ(阿里巴巴)が23日、第一財経のデータ専門の新メディア・DT財経および第一財経商業データセンター(CBNData)と共同で発表した2017年版「中国正月用品ビッグデータ報告」で明らかにされた。「北京晨報」が伝えた。

 

データによると、アリババの正月用品集中販売期間には、取引の83%がモバイル端末経由で完了し、90後(1990年代生まれ)と80後(80年代生まれ)の消費者が注文の77%を担う貢献ぶりで、正月用品の通信販売市場における主力になっている。

 

正月用品の新トレンドのうち、空気清浄機の人気は予想通りだ。今年はアリババの各種プラットフォームで空気清浄機が猛烈な売れ行きを示し、前年同期比増加率は256%に上る。中でも北京市の購入量が2位の四川省の4倍近くにもなるという。

 

健康志向は食の分野にも現れており、生活条件が向上したのにともなって、13億人の中国人の年越し料理はますます「自然志向」になり、「粗食」になっている。年越し料理の買い物では、生鮮食品の占める割合が年々上昇し、新鮮な果物や野菜の増加率が最も大きい。アリババが統計の対象とした各ネットワークの人気土産品上位10位をみると、コメ、ナマコ、ミカン、腸詰めソーセージ、燕の巣、冷凍エビ、リンゴ、蜂蜜、クコ、サクランボが並び、瓶詰め漬け物類の加工食品は1つしか入っていない。

 

目下流行中のスマート設備も農村の正月用品の新たな選択肢だ。スマートウォッチ、スマートビデオ、スマートブレス、仮想現実(VR)対応のヘッドマウントディスプレーや眼鏡といった目新しいものが、農村の人々の正月用品リストに次々登場するようになった。データをみると、今年の正月用品では、農村におけるスマート設備の販売量が前年同期比30%増加したという。

 

「お金持ちの人と同じように別荘には住めないけれど、唇を彩るのは同じアルマーニの口紅」。口紅はほどほどの価格で、ちょっとした贅沢気分を味わえるため、人気が出るのも当然で、ここ3年ほどは、正月用品の新顔として売上が伸び続けている。アリババのビッグデータをみると、16年の正月用品販売期間に、口紅の販売量は同91.97%増加し、今年は同115.96%増加した。口紅の購入者を年代別にみると、90後が56%と圧倒的な割合で1位、80後が30%で2位。地域別では広東省、浙江省、江蘇省がトップ3に並んだ。

 

アルコールは年越し料理の重要なアイテムで、報告によると、アルコールの販売量は正月用品の食品売上でナッツ類と米小麦粉加工食品に次ぐ3位だ。アルコールの購入者を男女別でみると、北京は女性の購入者が最も多い地域となっている。男性は春節で自分を着飾ることも忘れず、河南省は男性の化粧品への熱意が最も高い地域だ。

 

生活レベルの向上にともない、ペットも春節の恩恵にあずかるようになった。ここ3年間の正月用品市場では、アリババの各種大手プラットフォームで、猫用犬用のペットフードの販売量が平均41.3%の増加率で伸びており、消費者を年齢別地域別にみると、一線二線都市の90後がペットに最も情熱を注いでいることがわかる。


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