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【注目】冬の日本ドラマ総ざらい 「キャスト」プラス「高い実用性」

2017-02-07 人民網日本語版 人民网日文版

春節(旧正月、今年は1月28日)前後、日本ドラマの冬シリーズの放送が続々とスタートし、ドラマファンは連休中にドラマ無しで過ごす寂しさから逃れることができた。例年の冬ドラマと比較すると、今年のラインナップは、「豪華なキャスト陣」が目立つ。「高視聴率男」と称される木村拓哉は言うまでもなく、松たか子、深田恭子、波瑠、大島優子など「歴代」の女神が顔を揃えている。十数本の新ドラマが「総攻撃」を仕掛けてくるのに対して、どれを観たらよいのか分からない視聴者いるなら、おすすめドラマの見どころを紹介して差し上げよう。(文:吉媛媛。信息時報掲載)

A 独身脱出の秘伝:

適齢期過ぎの独身だって恐れるに足らず

最も避けたいのは「プロポーズ大作戦」に参加しないこと

独身女性の恋愛・結婚問題は、日本ドラマの永遠のテーマである。結論が、「独り身であっても幸せに生きていける」であれ、「女性の最終的な幸福は、結婚して子供を産むことにある」であれ、この種類のドラマは人気が出やすい。今冬の日本ドラマには、これをテーマとした作品が2つある。いずれも原作の漫画をリメイクしたもので、ドラマに登場するヒロインはともに、「独身から脱出したい」との願望を抱いている。独身者たちは、ドラマから教訓を得て、来年の戌年春節には、他のカップルの仲睦まじさを指をくわえて見ている、ということのないようにしてほしい。

「突然ですが、明日結婚します」

独身脱出講師:西内まりや

「独身脱出」願望に対する日本ドラマのスタンスは、「簡単で雑」だといえよう。フジテレビ系列で毎週月曜午後9時に放送される冬ドラマは、ヒロインの心情を直接ドラマの題名としている。この「突然ですが、明日結婚します」の原作は、宮園いづみが描いた人気漫画で、専業主婦になることを夢見るヒロイン・あすかが、絶対に結婚したくないタイプの人気キャスター・名波竜と友人の結婚式で知り合い、愛情の火花を散らすという設定で物語が展開する。このドラマの新しい視点は、ヒロインが独身脱出を切望しているのは、世間の圧力が原因ではなく、自分自身から湧き出た人生に対する要求であるという点だ。職場では素晴らしい仕事ぶりを発揮するヒロインだが、心からの願いは、平凡な家庭の主婦になることだった。

 他の日本の冬ドラマと比べ、この月曜9時枠ドラマは、それほど際立った作品ではない。ヒロインを演じる西内まりやは、主演作品は多いとは言えず、相手役の名波を演じる山村隆太は、テレビドラマ初出演だ。だが、もともと大きな期待を抱いていなかった視聴者は、主役の男女の関係が敵同士から恋人同士へと変化しているプロセスで、雨の中傘を差し出す、寝ぼけてキスしようとするなど、甘いシーンを見て、思いがけない喜びを感じている。このドラマの見どころは、ヒロインが現実的な愛情と差別化した愛情の間で、いかにバランスを取るかを模索するところにある。

「東京タラレバ娘」

独身脱出講師:吉高由里子、榮倉奈々、大島優子

「東京タラレバ娘」で、吉高由里子、榮倉奈々、大島優子が演じる3人のヒロインが見る「白昼夢」は、「独身脱出」だ。世界で最大の人口密度を誇る都市であっても、彼女たちは生涯のパートナーを見つけ出せないまま30代に突入、ようやくこのままずっと独り身でいることに恐怖を感じるようになった。3人のヒロインは、「結婚したい」と常に言い続け、合コンに参加し、元カレとよりを戻そうと企て、独身脱出のために知恵を絞っている。

 こちらも人気漫画のリメイクだが、「東京タラレバ娘」はより身近に感じる点が多く、ドラマの中にもアニメ・漫画的な可愛らしい要素がふんだんに盛り込まれている。ヒロインたちの心の中の動きもしっかり表現されており、コメディタッチの軽いムードに包まれている。また、クオリティの高い若い女性3人が「結婚脱出」という難題を目の当たりにするという設定によって、「望みが高いだけで実行力がない」状態に陥ってしまうと、自分の条件がどれほどよくても売れ残りになってしまうことを視聴者に警告している。


B職場の秘伝:

職場も世間も同じ、エリート街道まっしぐらの彼らから人生のヒントを得る

職場とエリート文化について描いた職場ドラマは、日本ドラマになくてはならないものだ。これまでの職場のヒーローをめぐるストーリーと異なり、今冬のドラマは職場のブラックな一面について描かれている。

「A LIFE~愛しき人~」

職場担当講師:木村拓哉、松山ケンイチ

これまでにさまざまな職場のエリートを演じてきた木村拓哉が、今回の新ドラマ「A LIFE~愛しき人~」では、初めて外科医に扮する。ドラマの中で木村は、海外で研鑽を積んで帰国、病院内の血なまぐさい争いの渦の中にいても、患者のケアに全力を尽くすという初心を決して忘れず、全身全霊を込めて職務を全うする青年医師・沖田一光を演じている。

 男性主人公が利権集団とどのように闘っていくかと同時に、このドラマでは医療システムの裏側に隠された影の争いをも暴露している。病院という職場には、「型にはまったタイプの従業員」が数多く登場する。例えば、論文執筆を頼みの綱として出世を狙う青年医師(松山ケンイチ)、野心と権利獲得を最優先とする副院長(浅野忠信)、プライドが異様に高いオペナース(木村文乃)、権力者の間でうまく世渡りする顧問弁護士(菜々緒)など。だが、当然のことながら、能力と人徳を兼ね備えた主人公と比べると、彼らにはいずれも、職場で生き延びる上で障害となる欠点がある。「キムタクスタイル」は、地味で堅実ではあるが、彼が備えた正しい三観(人生観・世界観・価値観)は職場の新人にとって学ぶべき点は多いといえる。

「就活家族 ~きっと、うまくいく~」

職場担当講師:三浦友和、黒木瞳

ベテラン俳優の三浦友和が、7年ぶりにテレビドラマに登場した。この点だけでも、このドラマは高い話題性を備えている。初回の視聴率は11%と好調な滑り出しだ。「就活家族 ~きっと、うまくいく~」では、一家4人のそれぞれの就活の様子が描かれている。三浦演じる父親・洋輔は、著名鉄鋼メーカーの人事部長、黒木瞳演じる母親・水希は、私立中学で国語を教えている。前田敦子演じる姉・栞は宝石店に勤めており、工藤阿須加演じる弟・光は、目下就活中の三流大学生。幸福な家庭生活を送っていた家族4人が、突然さまざまなアクシデントに見舞われ、各自が就活の道を進むことになった。

 ドラマでは、就職の際のコネクション、女性ホワイトカラーが遭遇する職場でのセクハラ、高齢者が直面するリストラの危機など、さまざまな現実的な問題が噴出する。日本ドラマのお決まりの展開で、これらの難題は最終的には解決し、一家は愛と温もりを再び取り戻す。このドラマを観ることで、職場の新人は仕事におけるこれからの教訓を得られるだろう。

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