【ふりがな付き】アップルSiri、上海語対応が可能に 海外メディア：言語処理大戦の幕開け

米べいグーグル社しゃが先週せんしゅう、人工じんこう知能ちのう（AI）サービス「Google アシスタント」の提供ていきょうを全面ぜんめん的てきに開始かいししたことから、言語げんご処理しょり大戦たいせんの火ひぶたが切きって落おとされた。

ロイター通信つうしんの報道ほうどうによると、現時点げんじてんで、アップル、アマゾン、マイクロソフト、アルファベット傘下さんかのグーグルは全すべて、ユーザーの命令めいれいに対応たいおうするAIアシスタントサービスを打うち出だしている。

アップル「Siri」は、これらの中なかでも先駆せんく者しゃ的てき存在そんざいと言いえる。だが、研究けんきゅう開発かいはつ者しゃの多おおくは、言語げんご識別しきべつや質問しつもんへの回答かいとうの面めんで、アップルの優位ゆうい性せいはもはやなくなったとの見方みかたを示しめしている。

それでも、少すくなくとも１点てん、Siriだけにしかできないことがある。それは、36ヶ国こく・21種類しゅるいの言語げんごに対応たいおう可能かのうという点てんだ。スマホの多おおくが米国べいこく以外いがいの市場いちばで販売はんばいされていることから、この機能きのうは極きわめて重要じゅうようである。

マイクロソフト「Cortana(コルタナ)」 は、13ヶ国こく・8種類しゅるいの言語げんごに対応たいおうしている。「Google アシスタント」が対応たいおう可能かのうな言語げんごは4種類しゅるいで、サービス開始かいし当初とうしょはグーグル社しゃ製せいスマホ「Pixel」にのみ対応たいおう可能かのうだったが、その他たのAndroid機器ききにも搭載とうさいされるようになった。アマゾン「Alexa」は、英語えいごとドイツ語ごにのみ対応たいおうしている。Siriは近ちかく、上海しゃんはいおよび周辺しゅうへん地区ちくでのみ使つかわれている方言ほうげんの上海しゃんはい語ごも対応たいおう可能かのうとなる。このような情勢じょうせいは、AIアシスタントサービスをスマホや他たのツールで全面ぜんめん的てきに操作そうさできるようになるためには、「言語げんごの壁かべ」を乗のり越こえることが必須ひっす条件じょうけんとなることを意味いみしている。

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