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【リメーク版】黄磊主演ドラマ「深夜食堂」が6月から放送開始 中国の軽食も続々登場

2017-05-17 人民網日本語版 人民网日文版

都会に住む人々の人生模様を描いたドラマ「深夜食堂」の中国版が6月11日から、浙江衛視(衛星テレビ)と北京衛視のゴールデンタイムに放送される。先行公開された90秒の予告編は好評を博しており、このほど、これに続く3分間の正式な予告動画が公開された。

同ドラマは、日本の漫画家・安倍夜郎の同名人気漫画の版権を正式に獲得してリメイクされた作品。繁華街の片隅で深夜に営業している食堂を舞台として、マスターがさまざまな境遇を抱えた客と交流し、彼らにさまざまな家庭料理を振舞い、温かみのあるストーリーとさまざまなグルメを楽しめる内容になっている。

日本ドラマのリメーク版は中国で受けるのか?


 今年に入り、日本のドラマが中国でリメイクされるケースが増加しており、日本映画やドラマのファンは、リメイクされると「原作本来の面白さ」が薄れてしまうのではと心配している。ところが、それらリメイク版は完全コピーの「コスプレ作品」という、逆の極端な道を歩んでおり、「これはリメイクではなく『翻訳』だ」とツッコミを入れるネットユーザーもいる。


細かな点まで完全コピー

 原作に忠実であるか、大幅に変えるかという難しい選択において、中国でリメイクされるほとんどの作品が前者を選んでいる。中国版「プロポーズ大作戦」の「走るシーン」や、「デート~恋とはどんなものかしら~」のヒロインの「アヒル口」など、リメイクでは細かな点まで「コピー」されている。現在公開中の中国版「家族はつらいよ」も原作に「忠実」で、ストーリーの基本構成、人物設定、笑いどころなどまでが再現されている。このような100%コピーのリメイク版は中国の観客の心をつかむことはできておらず、あるネットユーザーは、「中国版が日本版を100%コピーしているなら、日本版を見たほうがいいよね?」との声をあげている。



形だけのローカライズ

 これらリメイク版は全くローカライズしていないわけではないものの、そういった努力は形だけのものに過ぎず、日本特有のものを中国にあるものに変えているだけに過ぎない。例えば、「デート~恋とはどんなものかしら~」のヒロインの仕事は、日本版では公務員であるのに対して、中国版では保険数理士に変えられ、「プロポーズ大作戦」の花火を見るシーンは、着ている服が日本語版では浴衣であるのに対して、中国版では漢服に変わっている。また、「家族はつらいよ」の舞台は、日本版が東京近郊であるの対して、中国版は北京近郊に変わっており、主人公の行きつけの店が日本版では居酒屋であるのに対して、中国版では爆肚(牛や羊のセンマイ料理)の店に変わり、出前は鰻丼から北京ダックに変わっている。このように、ストーリーの本質に関わらない些細な部分におけるローカライズがあるだけで、ストーリー自体は日本版と全く同じであるため、中国の観客はやるせない気持ちになっている。


日本側に強い発言権

これらリメイク作品の背後には、日本側の制作者の影もある。例えば、中国版「家族はつらいよ」のロケ地には、日本版の山田洋次監督(85)が自ら足を運んだ。

「デート~恋とはどんなものかしら~」や「プロポーズ大作戦」は、中国の制作会社・上海尚世影業有限公司(SMGピクチャーズ)と日本のフジテレビの「3年で日本のドラマ5作品をリメイク」するという計画の一環であるため、日本側が中国版の制作に深くかかわっている。日本版の脚本を担当した古沢良太は自ら中国版を監督し、脚本に多くの提言を行った。撮影の過程でも、日本側がプロデューサー1人、アシスタントプロデューサー1人、カメラマン2人、照明スタッフ2人の6人を派遣しているため、中国版には日本のセンスがさまざまな面で色濃く出ている。「容疑者Xの献身」の場合、リメイク版の制作権取得後、中国版の脚本を日本語に翻訳して、日本側に提出しなければならなかった。「あまりに大きな変化はダメ」、「日本や韓国の映画で使ったことがあるパターンを使ってはいけない」というのが日本側の要求だった。

日本の制作に対するシリアスな姿勢が中国の制作チームに影響を与えたほか、日本側が深くかかわったため、ローカライズが思うように進まなかったのだ。

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