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【ケロケロ】日本のスマホアプリ「旅かえる」が中国で大ヒット 完全癒し系のゲーム

2018-01-23 人民網日本語版 人民网日文版

 携帯用ゲームアプリの開発を手がける「ヒットポイント」がこのほどリリースした新アプリ「旅かえる」は、まだ中国語版がリリースされていないにもかかわらず、中国で大人気になり、微信(Wechat)のモーメンツの話題をさらっている。さらに、1月10日から、中国のApp Storeの無料アプリランキングとゲームアプリランキングでトップに立っている。


多くの人が最近、仕事や家事などの合間に、「かえるはいつ旅から帰って来るかな」、「まだ旅先の写真が届いていないけど、どうしているのだろう」、「旅先で友達はできたかな」、「おうちにずっといるのではなく、旅に出て友達でも作らないと」といったように父親や母親がするような心配をしている。

しかし、どんなにやきもきしても、かえるがいつ旅に出るのか、いつ帰って来るのかは全く決まっていない。アプリを開けた時に、かえるが家にいるか、旅に出かけているかも、誰にも分からない。そのため、中国では「縁任せの仏系(仏のように物事に拘泥しないこと)ゲーム」と言われている。プレイヤーがコントロールできるのは、かえるに持たせるお弁当と道具だけで、何を持たせるかでもらえるお土産や旅先などが変わる。

Q

 全て日本語の画面で、当て推量で遊ぶしかないにもかかわらず、中国の人々のゲームへの熱意は全く下がっていない。「旅かえる」が中国でこれほど人気になっているのはなぜなのだろう?

まず、操作がとても簡単で、たくさんの時間をとられることなく、気が向いたときだけ遊ぶことができ、さらに、男女も問わない。現在、App Storeには日本語版しかないものの、操作が簡単で、あれこれ考える必要はないため、そこに「言葉の壁」は存在しないのだ。かえるは好きな時に旅に出掛け、好きな時に帰って来る。そのため、たくさんの時間をゲームに費やす必要はなく、暇な時にかえるのために何かしたい場合は、お金の代わりに使われる庭のクローバーを収穫し、かえるの旅の支度をしてあげるだけでいい。旅のもちものをたくさん準備してあげると、日本各地の名産品、そして旅先で撮影してきた写真、旅先で出会う友達などが変わる。


ゲームではかえるの「おうち」に入ることもできる。その中は一部屋だけで、下がリビング、上がベッドというシンプルな構造だ。かえるは旅から帰ると、お腹がすいた時は下のテーブルでご飯を食べたり、お腹がいっぱいになると何かを作ったり、ベッドで本を読んだり、机で手紙を書いたりする。ほとんどの時間、プレイヤーはかえるを眺めているだけで、まったりとした時間が流れる空間を楽しめるため、癒し系で、多くの人が「かわいい」と絶賛している。


その他、旅かえるであるため、旅の途中でいろんな風景の場所へ行き、新しい友達にも出会い、感動した旅先の写真、お土産などをくれる。どのくらいの旅になるかは決まっておらず、受け取ることのできる写真やお土産も異なり、たくさんのサプライズを提供してくれる。かえるが言葉を発することはなく、全てはプレイヤーの想像に委ねられた、完全癒し系のゲームと言えるだろう。

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