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【にゃんにゃん】日本で注目浴びる「ネコノミクス」

2016-02-24 人民網日本語版 人民网日文版



アベノミクスの信頼性には常に疑問が投げかけられているが、「ネコノミクス」は日本で大きな成功を収めている。データによれば、2015年の猫関連産業が日本経済にもたらした経済効果は23千億円と試算されている。22日には30回目の「猫の日」が盛大にお祝いされ、日本経済に貢献した猫たちに感謝すると共に、より多くのメーカーがこのイベントで再び大きな売り上げをあげた。

 

222日は日本では「猫の日」とされている。この記念日は愛猫家たちが立ち上げた猫の日実行委員会が「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で1987年に制定した。

 

今年は「猫の日」制定から30周年記念となっており、日本各地で様々な祝賀イベントが行われた。東京のあるメーカーは「ねこのて」パンを販売し、セットとして猫型のアイスクリームも販売。喫茶店では通常のカフェラテの上にクリームで作った大きなハローキティをのせたり、あらゆる猫をモチーフとした食べ物が飛ぶように売れた。猫型アイスクリームを販売している店の店長は日本メディアの取材を受け、自身は猫アレルギーであるものの、猫がお店の売上げにこれほど貢献してくれているので、猫に対してとても感謝していると語った。また広島県の尾道市は日本で「猫のまち」として広く知られており、毎年多くの観光客が猫たちと一緒に暮らす楽しみを体験するために訪れている。「猫の日」当日には、日本全国各地からわざわざ尾道市を訪れた多くの愛猫家が猫のフェイスペインティングをし、猫耳をつけて、キャットフードを手に、猫たちと一緒に写真撮影をして記念日を過ごした。

 

猫たちの魅力はこれだけにとどまらない。先ごろ日本のメディアの報道によれば、東京のある経営不振の高級マンションが猫の助けで経営が好転したという。もともとこのマンションは空き部屋が非常に多く、焦ったオーナーは野良猫を保護するシェルターに連絡をとり、このマンションを猫と一緒に賃貸する「猫付きマンション」に改造したのだ。マンションには備え付けの家具がそろっているだけでなく、ここに入居すればもれなく一匹の猫がついてくるという。もちろん住民自身が飼っている猫と一緒に入居することも可能。それだけでなく、マンションの内装にも手を加え、猫用のキャットウォークやキャットタワーなどが設けられている。住民は解約して退去する際、その猫を引き取ることもできるし、そのままマンションに置いていくこともできる。この新たなサービスを採用した途端、マンション全室が予約でいっぱいになり、現在は入居の順番待ちが出ているという。その後、このマンション周辺の100余りのアパートなども同じサービスを始め、現在そのエリアはすでに名実ともに「猫の楽園」になっている。

 

日本の関西大学の宮本勝浩名誉教授は、2015年に猫を飼育する人々が猫の購入費、餌代、グッズ代や動物病院代など猫1匹の飼育にかける経費を総額約11千億円とした。また日本人が購入する各種の猫モチーフの食品、グッズ、猫をテーマにしたイラスト集や書籍などの売上げを約30億円、猫をテーマとした各種観光ツアーに消費する費用を約40億円と推定し、猫たちが日本のGDPにおよそ23千億円以上もの貢献をしていると試算している。これをうけて、日本ではすでに「ネコノミクス」を正式に提言する人も現れており、ネコノミクスが低迷する日本経済に一条の光を与えているとしている。

 

日本人がなぜこれほど猫好きなのかというと、主な二つの原因として孤独と忙しさが挙げられるだろう。まず東京で働く若者たちの大部分は他県出身のため、東京に友人も多くなく、疲れて家にたどり着いても、家の中が空っぽというのは淋しい。そんな時、猫を一匹飼っていると、心がとても慰められるだろう。また彼らの両親も故郷で同じように孤独に直面している。日本では多くの一人暮らしの老人たちが猫を自分のパートナーとして飼っている。また日本の社会人は朝早くに出勤し、夜遅くに帰宅、時には忙しさのあまり家に帰れない場合もある。毎日散歩などの世話しなければならない犬と比べると、手間のかからない猫が自然と社会人のペットとして選ばれることになるのだろう。日本のメディアは今年年末にも猫が犬を上回り、日本の家庭で最もよく飼われるペットになると予想している。そして将来的に猫たちはさらに日本経済に貢献していくことになるだろう。


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