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真正的“男子气概”是什么?也许从他身上能够感受到

2018-01-29 沪江日语 沪江日语


2017年はドラマ『銭形警部』(日本テレビ系)や大河ファンタジー『精霊の守り人 悲しき破壊神』『精霊の守り人 最終章』(NHK総合)、映画『忍びの国』など幅広い作品で様々な役柄に挑戦した鈴木亮平。2018年は1月7日(日)からスタートする大河ドラマ『西郷どん』で主役の西郷隆盛を演じる。自身のキャラクターにも重なるという西郷をどんな思いで演じているのか、撮影まっただ中の鈴木亮平に現在の心境を聞いた。

铃木亮平在2017年的电视剧《钱形警部》(日本电视台)、大河玄幻剧《精灵守护者 悲伤的破坏神》《精灵守护者 最终章》(NHK综合)、电影《忍之国》等作品中挑战了各种角色。他还主演了2018年1月7日(星期日)开始播放的大河剧《西乡殿》,饰演西乡隆盛。他是如何揣摩与自身性格相似的西乡并演绎这个角色的呢?正在拍摄此剧的铃木亮平向我们讲述了他目前的心境。



失敗を繰り返す、人間味あふれる西郷隆盛を描く

刻画不断失败、具有人情味的西乡隆盛


林真理子原作の「西郷どん」を原作にした大河ドラマ『西郷どん』が2018年1月7日からスタートする。大河初の試みとして全50話のうち3本は歴史背景の解説や主演の鈴木亮平の密着ドキュメントなどの特別番組を放送することが決定しており、今までの大河ドラマとはひと味もふた味も違ったものを予感させる。

由林真理子原作《西乡殿》改编的同名大河剧于2018年1月7日开始播放。此次大河剧决定首次尝试将全集50话其中的3集作为特别节目播放电视剧的历史背景解说和主演铃木亮平的拍摄实录的纪录片,对比之前的大河剧给人别具一格的感觉。


西郷隆盛は類い稀なる政治力で明治維新を遂行するなど波瀾万丈の人生を送った人物で、そんな西郷隆盛を役のためなら肉体改造をも惜しまない実力派俳優・鈴木亮平が演じる。

西乡隆盛是一位用罕见的政治力推行明治维新,拥有波澜壮阔人生的人物,这个角色由为了角色不惜进行肉体改造的实力派演员.铃木亮平饰演。


『西郷どん』の制作総括を務めるNHK櫻井賢氏プロデューサーは「西郷さんは自分のためではなく人のために生きていたところがあります。言葉にすると簡単ですが、それを貫くというのは本当に大変なこと。ですが、聖人君主でも綺麗ごとでもなく、人間・西郷隆盛の魅力をしっかりと描いていこうと思っています。西郷さんの持つたくましさや生命力は、きっと今の時代にも響くのではないでしょうか」と語る。更に、西郷の人間としての未熟な部分も描かれるそうで、未熟ゆえに失敗を繰り返す様もしっかりと見せていくという。そんな西郷の魅力を主演の鈴木亮平は次のように語る。

担任《西乡殿》总制作人的NHK樱井贤说“西乡先生有着不为自己,而为他人奉献的特点。这一点说起来很简单,但是贯彻起来真的是非常困难的事情。因此我们想要刻画出的不是他圣人或完美的一面,而是刻画出他作为一个普通人的魅力。西乡先生的坚强和生命力一定会对当代产生不小的影响不是吗?”。另外,听说此剧还会展现出西乡作为一个普通人所拥有的不成熟的部分,而由于这些不成熟导致的不断失败也会呈现在观众面前。出演了具有如此魅力的西乡的铃木亮平则这样说。


「西郷さんは、当たって砕けろ精神を生まれたときから持っていて、考えるよりも先に行動される方です。ところが誰しもリスクや傷つくことを恐れてなかなか行動に移せないんですよね。僕が演じている西郷吉之助(隆盛)は、その行動力で自分より身分の高い人に近づいて危ない目にあったりしますが、それでも“動かなければ見えてこない世界”や出会えない人が沢山いるんです。それが後々、彼の財産になっていく。これは現代社会でも同じだと思っているので、ご覧になった方にとって良い刺激になればうれしいです」

“西乡先生尽全力一搏的精神是与生俱来的,他是一个行动先于思考的人。然而大多数人都会因为害怕风险和伤害而不敢贸然行动。我所饰演的西乡吉之助(隆盛),这样强的行动力,造成他在接近比自己身份高的人时有遭遇危险的可能,即便如此,还有许多‘不行动就无法看见的世界’和不能相遇的人。这些之后都变成了他的财产。我认为即使在现代社会也是一样的,对于观众来说,这些如果能产生良性的刺激我就会很开心”


更に自身の経験についても「僕も大学時代は自分でプロフィールを作って芸能事務所・制作会社を回りました。突然の訪問で嫌がられることも沢山ありましたけど、そこから生まれたご縁のおかげで世界が広がったので、その頃のアツさや勢いというのはずっと持ち続けていたいなと吉之助の姿を見て改めて思いました」と明かす。

铃木亮平还就自身的经验说:“我大学时代就自己制作简历投递到艺能事务所和制作公司。虽然很多时候因为自己突然的造访而被公司厌烦,却由此开阔了我的世界,在看到吉之助的形象后我再一次燃起了想将那时的热情与干劲一直保持下去的动力”。



鈴木亮平は“助けてあげたくなる”リーダー!?

铃木亮平是一个“别人会想要帮助他”的领导者!?


男も女も西郷の魅力に惹き付けられたということもあり、男女問わず支持される好感度の高い鈴木がこの役を任されたのは誰もが納得だが、櫻井プロデューサーは鈴木の主演としての振る舞いや、彼の人間的魅力についてこんな風にコメントしている。

不管男女都会被西乡的魅力吸引,所以大家都很接受这个角色由受到男女观众支持、拥有极高好感度的铃木饰演。樱井制作人就主演铃木的举止和他的人格魅力做了如下评论。


「誰よりも台詞の量が多く、薩摩言葉とも格闘し、更に相撲の稽古までやっている中で、休憩時間は控え室で台詞の練習をしたいはずなんです。でも、鈴木さんは常に共演者やスタッフとコミュニケーションをとりながら現場の中心にいる。一緒にいるとみんなこの男を好きになる、そういう人なんですよね。」(櫻井プロデューサー)

“他的台词比任何人都多,还要学习萨摩话、练习相扑,理应只要有休息时间就会在休息室练习台词。但是,铃木先生依然会经常与共演者、工作人员交流,待在现场。一起工作时,大家都会喜欢上这个男人,他就是这样的一个人。”(樱井制作人)


また、これを受けて鈴木自身は「現場が好きですし他の方のお芝居も見たいのでなるべく現場にいるようにしています。主演=現場のリーダーとして意識していることは格好つけないこと。変にクールを装ってみたり芝居の上手い役者に見せようとすると、共演者やスタッフさんに壁を作られてしまうと思うので、自分のダメなところを隠さないようにしています。1年以上撮影が続きますから、取り繕ったところで絶対にバレますし(笑)。いろいろなタイプのリーダーがいますけど、僕はグイグイひっぱっていくのではなく、ちょっと頼りなくて助けてあげたいと周りから思われるようなタイプのリーダーかもしれません。ちなみに僕のダメなところはすぐに衣装を汚してしまうところ(笑)」と茶目っ気も交えながら答えた。サラッと自身のことをさらけ出してしまうところも彼の魅力だろう。

听到这样评价的铃木略带诙谐地说:“因为我很喜欢现场的氛围,所以别的演员在演戏时我也想尽量在现场待着。主演=现场的领导者,这种意识并不只是装装样子。如果试图在演技出众的演员们面前假装自己很酷,就会与共演者和工作人员产生隔阂,所以我不想隐藏自己的弱点。拍摄要持续1年以上,掩饰的部分一定会暴露(笑)。领导者的类型有很多种,我不是一个人在前带领大家的那种,而是想稍微依赖、借助周围力量的类型。顺便说一下,我的弱点就是很容易把衣服弄脏(笑)”。爽快地把自己的事情揭露出来也是他的魅力之一吧。



大河ドラマでの鈴木亮平の役作りのポイントは“慈愛に満ちた目”

“充满慈爱的眼睛”是铃木亮平塑造大河剧角色的关键


役作りにおいて、今まではキャラクターのビジュアルや精神面に可能な限り近づく努力をしてきた鈴木。西郷の肖像画などを見ると力強い目が印象的だが、その辺は意識して演じているのだろうか。

在塑造角色方面,铃木尽可能努力做到接近于角色的视觉效果和精神面貌。西乡的肖像画给人一种眼神强有力的感觉,在这方面他会不会有意识在表演呢。


「西郷さんに関して書かれた文献を読むと“黒目が異常に大きくて吸い込まれそう”といったものもありますよね。僕は吸い込まれそうな大きな目ではないので、最初は悩みました。でも、今まで歴史上の人物を肖像画に似ても似つかない役者が演じたことも沢山ありますし、自分が持ってない物を追いかけても仕方がないので、吉之助さんの“慈愛に満ちた目”を意識しながらキャラクターを演じることに没頭するようにしています」

“我读了一些描写西乡先生的文献,有的资料上面写到他‘眼珠特别大很吸引人’。我刚开始因为没有那么吸引人的大眼睛而很烦恼。后来发现,即使演员与历史上的人物很像但演出来的感觉却不同的事情比比皆是,自身没有的东西再怎么追求也得不到,所以我有意识地观察吉之助先生那双‘充满慈爱的眼睛’并投入角色的表演中。”


西郷の生まれた薩摩には「薩摩隼人」と呼ばれるような “勇敢さ”や“豪快さ”などを美徳とした男らしい男性がいたことで有名だが、当時の男らしさと現代の男らしさは少し違ってきていることを、鈴木は西郷を通して気付いたという。

西乡出生的萨摩因拥有被称为像“萨摩隼人”一样“勇敢”和“豪爽”等美德的男性而闻名,但铃木通过西乡察觉到了当时的男子气概与现代的男子气概有些许不同。


「薩摩隼人と言われる薩摩の男達は戦国時代の気風を守り続けていたところがあったみたいですが、一方で“泣く”という行為に関しては決して男らしくないことではなかったそうです。何かに感動したり、悔しくて泣くことはある種“美徳のうち”とされていたのではないかと。なので、現代に生きる僕らが思う“男らしさ”よりも“人間くささ”を強調しながら演じるようにしています。」

“被称为萨摩隼人的萨摩男人们虽然看起来一直保持着战国时代的特性,但他们似乎并不认为“哭泣”就是没有男子气概。感动、悔恨、哭泣也被视为是某种“美德”。因此,我在拍摄时比起生活在现代的我们所认为的‘男子气概’更强调‘人性’。”



幕末の空気感は“エイリアンの地球侵略”!?

幕末的社会氛围类似“外星人侵略地球”!?


当時の価値観や考え方などは過去の文献や資料を読んで学ぶことができるが、例えば幕末の時代に生きる人物の心情を想像しながら演じるのは至難の業。ところが鈴木はこんな面白い想像力を働かせて撮影に挑んでいるという。

虽然当时的价值观和思考方式等可以通过阅读过去的文献和资料学习,但诸如一边想象着生活在幕末时代的人的心情一边演绎其实是非常困难的。听说铃木在拍摄中调动了他有趣的想象力。


「黒船や外国人に脅かされている状況を、どうしたら現代に生きる僕が実感を持って想像できるか考えてみたんですけど、例えば圧倒的な技術力を持ってエイリアンが地球を侵略しにきたと思えばいいのではないかと(笑)。そういう危機感を想像しながら演じたりしていますよ」

“我尝试着思考如何让生在现代的我真实感受到被黑船和外国人威胁的状况,比如想象正在被拥有压倒性技术的外星人侵略(笑)。然后一边想象着这样的危机感一边表演”


最後に、「西郷どん」の脚本と以前彼が出演した連続テレビ小説「花子とアン」の脚本を手掛けた中園ミホの脚本についての想いを明かしてくれた。

《西乡殿》的剧本和以前他出演的晨间剧《花子和安妮》的剧本都出自同一编剧中园美保。采访的最后,他就中园美保的剧本发表了自己的想法。


「中園さんの書かれる脚本は、自分が言う台詞よりも言われる台詞にグっとくるんです。実は吉之助が言われてグっときた台詞をノートに書き溜めているので、来年クランクアップを迎える頃に最初のページから読み返して“こうやって吉之助は人から影響を受けてきたんだな”と振り返りたいと思います」

“中园老师所写的剧本中别人描述我这个角色的台词比我自己说的台词更打动人心。其实我把说吉之助的那些动人台词都记在了笔记本上,明年拍摄完毕的时候我会从第一个页面开始重新读一遍,想回顾一下‘吉之助从人们那里受到的影响’”


最後のページには一体どんな台詞が書き込まれるのか、最終話の放送まで楽しみながら「西郷どん」を追っていきたいと思う。

笔记本的最后一页究竟会写着怎样的台词呢,一边追剧一边等待最终话的播放吧。


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