燃料サーチャージが値下げ
9月10日から中秋節連休が始まる。小型連休に過ぎないものの、外地に繰り出すプランを立てていた人も少なくないかも知れない。
折しも燃料サーチャージも5日から引き下げられた。料金は飛行距離が800km未満の場合は110元、800kmを超える便の場合は170元。調整前より20元ずつ安くなっている。2か月連続の値下げで本来なら旅行熱を高めていく作用が働くはずだった。
リスク区域が存在しない場所は?
しかし、昨今では新型コロナ感染者の増加を受けて移動規制を強める都市が目だってきた。たとえ中高リスク区域を設定していない都市であっても感染者が存在しないことを意味するわけではない。中高リスク区域の有無に関わらず、現地訪問者の行動を制限する例が目立っている。
たとえば、湖南省では、省外からの移動者に対して、少なくとも1日前に湖南省への届け出を求めている。湖南省を訪れる場合は、48時間以内に実施したPCR検査の陰性証明を所持することや、到着後の「3天両検」(3日に2回のPCR検査)が義務づけられる。2回目の検査結果が出てからも不要不急の用事で3密の場所に足を運ぶことはできない。
上海も移動規制を厳格化
上海市は3月以前、外地からの移動者受け入れに最も寛容的な都市だといわれた。空港到着後に求められたのは健康コードの提示だけだったが、いまでは事情が異なる。 「旅行雷达」微信公衆号によると、成都、大連、深セン、天津からのフライトは5日からすべて浦東国際空港に一本化される運びとなったという。旅行者は到着後、クローズドループで検体採取場所に移動させられる。検査結果の判明後はリスク区域の分類によって管理コントロールが行われる。