▶中秋節・国慶節の移動規制
国務院の聯合防疫メカニズムの関連部署はこのほど、9月10日から10月31日までの期間に飛行機、高速鉄道、列車、省を越えた長距離旅客輸送、客船などの輸送手段を利用する場合、利用客は48時間以内に実施したPCR検査の陰性証明を提示する必要があると発表した。
このほか、同期間、主要施設や機関でPCR検査の結果が陰性であることを確認する。ホテルやレストラン、観光スポット等の人が密集する場所に入る場合は、健康コードと72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明を確認するとしている。
国慶節の連休でも現住所で過ごすことを人々に求めており、できるだけ省を隔てた旅行を控えることで、感染伝播を回避したいとしている。
▶中秋節の旅行客数は3割減
今年の中秋節連休の1日あたり旅客数は約2400万人で、前年同期比32%減、2019年と比べると53%減となる見込みだ。フライトチケットの相場も低迷しており、Qunarサイトによると、今年の中秋節期間中の予約チケットの価格は燃料サーチャージを除いた額で556元となっており、夏季と比べ2割安となった。過去5年来で最も安い水準となっている。