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はなまるうどん、東南アジアに続き中国からも撤退へ

邦人NAVI 邦人NAVI 2022-09-10

▶はなまるうどんが年内撤退へ
日経中文網の報道をもとに中国各メディアはこのほど、吉野家ホールディングス傘下の「はなまるうどん」が中国から撤退することが決まったと一斉に報じた。9月現在、中国で運営が続けられている店舗は上海の美羅城店のみとなっており、事業子会社である「花丸餐飲管理(上海)」は年内にも清算を行う見通しだという。

吉野家ホールディングが発表した臨時報告では、はなまるうどんの中国撤退にともなって生じる資産の減損が業績に与える影響は軽微なものにとどまるとされている。

ただ、9月8日時点で花丸餐飲管理(上海)による公告はまだ行われていない。中国メディアは、同社のスタッフが閉店に関する通知を受け取っていないことを伝えている。

▶最盛期は37店舗を展開
吉野家のオフィシャルサイトによると、はなまるうどんの設立は2000年。讃岐うどん、おでん、天ぷら、からあげ、カレーライス等を“セルフ方式”で提供するモデルを採用し、セントラルキッチンからの生麺の配送や自動化生産による効率化、品質の安定化を図った。

一方、お客が自ら好みの品をトレーに載せて精算するセルフ方式の採用は、注文の便宜を図るとともに回転率を高めるのに役立った。はなまるうどんの店舗数は2019年、日本国内で500店舗を数えるまでに拡大した。

中国には2011年に進出している。前年に開催された上海万博の会場敷地内でテスト運営した店舗が好評を得、利用客が20万人にのぼったことから、本格的なチェーン展開を視野に入れることになる。上海の美羅城店を皮切りに多店舗展開を進め、青島、武漢、深セン等5都市で運営、2018年の時点で中国国内の店舗数は37店に及んだ。

▶価格競争に勝てず
しかし、好調な期間は長く続かず、今回発表された臨時報告書(前述)には、低価格の麺類が多い中国では競争力で優位に立てず、同時に現地のニーズを巧みに取り込むことができなかったとしている。収益性は年々悪化していくばかりだったという。

このほか、新型コロナウイルス肺炎の流行にともない客数が遠のいたことも打撃となった。はなまるうどんは、損失を食い止めるために店舗の閉鎖を選択し、各都市から撤退を進めてきた。ただし、上海の店舗閉鎖の噂が昨年に出回ったときは、店舗のリニューアルのための一時休業だと説明していた。

なお、はなまるうどんは、中国市場以外にも2015年にはマレーシア、2018年にはインドネシアにそれぞれ進出し、ピーク時は50店舗を展開したが、いずれも雲散霧消となった。東南アジアに続き、中国からも撤退となれば、はなまるうどんの海外店舗は皆無になる。

はなまるうどんウェブサイトから

知名餐饮品牌将撤出中国市场,目前仅剩上海1家门店…
上观新闻 2022-09-08 14:40
https://mp.weixin.qq.com/s/2148Fo4_ZQlQDew53aachA

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