▶一部旅行客の入国制限緩和へ
シンガポール『聯合早報』が9月20日付の記事で伝えたところによると、中国文化観光部は19日、公式サイトに公告を発し、「辺境旅游管理弁法(修正草案意見募集稿)」に関するパブリックコメントを募集した。
修正草案についての意見を募ることを目的としており、国境旅行を発展させ、国境旅行管理の強化を図ることが念頭に置かれている。中国は14の国と国境がある。
▶賭博行為を牽制
修正草案意見稿によると、国境地域が旅行目的地として特色を打ち出していくことが奨励されている。国境の旅行ツアー客が出入国のゲートウェイとする地点を柔軟に選べ、かつ事前条件となる国境旅行の審査や最寄り機関でのビザ申請といった手続きを省略することにも言及している。
一方で国境旅行市場における管理をさらに強める可能性もある。国境旅行における提携協議がまとまった地域範囲内で観光客が賭博行為に参加する事案が繰り返された場合は、当該地域への旅行を停止または終了できると想定されることもあり得る。中国が禁止する地域への旅行の手配を禁止することも想定される。