「省都」でないのに人口が省最大を誇る３都市というと？

▶県庁所在地より人口が多い都市

日本では県庁所在地といえば県の中心だ。ならば経済、政治の中心で人口も県内一かといえばさにあらず。県庁所在地より人口が多い市を持つ県が5つあるという。

答えを明かせば、福島県、群馬県、静岡県、三重県、山口県だ。

福島県はいわき市、郡山市が福島市よりも、
群馬県は高崎市が前橋市よりも、
静岡県は浜松市が静岡市よりも、
三重県は四日市市が津市よりも、
山口県は下関市が山口市よりも、

それぞれ人口が多くなっている。

▶省都≠省最大都市

では、中国ではどうだろうか。「省都」の人口が省最大ではないケースもあるのだろうか。

第一財経が「2020中国人口普查分県資料（国勢調査資料）」をもとに行ったレポートによると、中国本土では24の省のうち、山東省、江蘇省、広東省には「省都」より人口が多い都市が存在している。

山東省では青島市が済南市を、広東省では深セン市が広州市を、江蘇省では蘇州市が南京市を、それぞれ人口規模で上回る。

なお、これら沿海部の省では最大人口を抱える都市と二番目の都市には大きな格差はない。その反対に、中西部では第一都市（省都）への人口集中度が高い傾向が見られる。

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