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上海で初雪を観測、気温急降下で“集中暖房”待望論

邦人NAVI 邦人NAVI 2022-12-01

▶上海で初雪観測

「上海に雪が降った!」が微博(ウェイポー)のホットワードに登場した。北から南に吹く強い寒気により、30日、嘉定区等ではたしかに降雪が見られた。ネットでは雪が空中を舞う様子を撮ったショート動画が多く拡散された。

ただし、雪が降ったとはいっても、上海で一面銀世界となった光景を仰げる機会はほとんどない。水気混じりの「みぞれ」が舞う程度であり、せいぜいアスファルトを濡らすだけだ。ちなみに、みぞれのことを中国語で「雨夹雪(yǔ jiā xuě)」と言う。



▶上海の“湿冷”はタフ

じつは降雪よりも切実なのは気温の急降下だ。気象部の発表によると、30日、上海の気温は一日を通して4~6℃程度。風も強く、体感温度はさらに低かった。冷え込みは12月3日まで続き、その後はいったん気温が持ち直すものの、一時しのぎ程度のものになりそうだ。季節は確実に冬本番へとシフトしており、防寒対策を周到にしておく必要がありそうだ。

ちなみに、上海の冬は、同市が鹿児島県と同緯度であるのが信じられないぐらいきつい。その背景には中国語で“湿冷”(湿度を伴った寒さ)と呼ばれる寒さにある。通常、湿度が10%上昇するごとに体感温度は1℃低下するといわれるが、上海では気温が摂氏8度を下回れば、それこそヒートテックの出番だ。スチーム暖房が行き届き、屋内に入れば半袖でも過ごせる北方の都市をついつい羨望の眼で見てしまう。


 中国国家地理 微信公衆号から

▶“暖気”への渇望

中国本土でスチーム暖房の供給があるのは「秦岭ー淮河(しんれい・わいがせん)」(※)以北だ。したがって最も割を食っているのはそのラインに近い南部の都市となる。「 中国国家地理 」微信公衆号によると、このエリアに住む人たちが「全国で最も寒さに抵抗力がある強者」なのだという。

かねてから南方各都市にはスチーム暖房の実現を待望する声が根強くある。しかし、天然ガスの外国依存度が43%にも達している現状では、エネルギー確保にも大きなハードルがある。さらには南方の都市の建築物が構造的に集中暖房には不向きというケースは多い。結局、エネルギー、経済、環境等のさまざまな制約がある。南方の都市での越冬対策はエアコンや電気ストープ等、やはり自前で準備する暖房器具に委ねるほかない。せめて光熱費の値上げがないことを願うばかりだ。(耕雲)

🔗都快2023年了,南方怎么还没暖气?

※1000mmの等量線が秦嶺山脈と淮河を結ぶ線と一致することからこの名前で呼ばれ、一般的にこの線より以北が小麦地帯、以南が稲作地帯とされている。(Wikipedia)


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