新型コロナウイルスの感染ピークに達するまでにどのくらいの期間がかかるのか?複数の専門家がほぼ1か月余りのスパンを想定しているなか、検索エンジンの百度が感染状況を計測する独自のインデックスを提供し始めた。感染ピーク到達とピークアウトの予測日がそれぞれ各都市ごとに確認できるようになっている。
▶国務院アプリの表示が変更
国家衛生健康委員会が新型コロナウイルスの無症状感染者の発表を取りやめてからというものの、ネットでは感染者数の情報を取り上げた記事がめっきり減った。
国務院アプリ(国務院客戸端)の表示メニュー(下図)にも変化が見られた。各都市の「リスク等級」を調べる機能アイコンがなくなっており、主要都市は往々にして「常態化防疫抑制区」と表示されるだけになっている。
| 適正化前 | 現在(12/18時点) |
▶百度が蓄積したビッグデータ
こうした中、重宝するのが検索エンジンの「百度」だ。13日に提供が開始された「百度疫情指数」は、全国各都市における新型コロナへの関心度、市民の健康状況等をリアルタイムに把握できるサービとして注目されている。
たとえば百度のウェブサイト、アプリの検索窓に「上海疫情」とキーワードを入力すると、上海市で現在、健康に関するどんな話題が多く検索されているかがランキングで表示される。市内でウイルス感染が蔓延していれば、市民の新型コロナに対する関心度は自ずと高くなり、感染症状に関する用語の検索数は増加し、指数に反映されることになる。
| 上海の指数が急上昇 | 健康の話題検索は北京が多い |
この「百度疫情指数」のデータをもとに、新型コロナの感染規模がどのレベルに至っているのか、その進捗度(“進度”)を数値化したのが「城市数据团+」ミニプログラム(脉策数据团)だ。各都市ごとにそれぞれ「感染ピーク進度バー」が用意されており、感染者数のピーク到達とピークアウトの日が予測されている。
ちなみに「感染ピーク進度バー」は、任意の都市で新型コロナの感染が拡大途上にある場合、現時点における感染者数を、想定されるピークの感染者数で割った数値を表す。
したがって、このバーが100%ということであれば、感染者がピークに達したことを意味する。(むろん、100%といっても総人口との比率が100%に達するわけではない。)
一方、「ピークアウト進度バー」は、感染者数がピークに達した後、感染者数の累計を、ピークアウト後に感染が想定される人口の数で割った比率だ。感染者数は増加していくものの、増え方は抑制されていき、この数字が100に達すれば基本的に感染の波が終了したとみなすことができる。
もっとも、これらの指標はあくまでビッグデータに基づいた予測であり、実際の感染者の統計を示すものではないと留意しておく必要がある。