サッカーのナショナルチームの訓練基地が大連で発足
中国サッカー（北方）訓練基地の開所式が1月10日、遼寧省大連市の「大連サッカー青訓基地」で行われた。大連に先立ち、昨年6月26日には海南省海口市の観瀾湖国際サッカー訓練基地でも中国サッカー（北方）訓練基地が発足している。南北の基地が連携を取り合い、各レベルのナショナルチームが季節を問わず1年を通して試合やトレーニングを行えるようになる。
▶ 大連の基地は2か所で構成
大連に発足したナショナルチームの訓練基地は「大連サッカー青訓基地」と「大連市青少年サッカー訓練基地」で構成される。合計50近くの競技・訓練場があり、宿泊、飲食、フィットネス、リハビリテーション、教育、会議などの施設を備える。全シーズンを通し、昼夜を問わず1,500人近くが練習試合に参加できるようになるという。
「大連市青少年サッカー訓練基地」が完成したのは2018年のことだ。翌19年には「大連サッカー青訓基地」の建設が着手され、同年に完成、使用が開始された。近年では、両訓練基地で中国スーパーリーグ、1部リーグ、2部リーグ、中国選手権、女子1部リーグ、FAカップ、ユース等、各レベルの大会が開催されてきたほか、中国サッカー協会の各種合宿やトレーニングコース、会議等でも利用されてきた経緯がある。
青少年足球训练基地 画像：大连体育 微信公众号
▶次世代の人材育成
中国サッカー協会と大連市政府は同日、ハイレベルなサッカー人材予備軍を育成する基地を共同で建設していくことでも協定を締結した。中国本土で指定されているサッカー重点都市を基礎に、東北地方では大連、華中地区では武漢、華東地区では上海、華南地区では深センにそれぞれ「青少年ハイレベル予備人材基地」が設立された。これら4つの基地のほか、蘇州にも女子サッカーのハイレベル予備人材基地が発足している。
なお、協議によれば、中国サッカー協会と大連市政府は、男子ではU10からU15までの精鋭チームの構築に協力して取り組むことが定められており、女性についても適時、精鋭チームの構築に力を注いでいくことになる。サッカー重点都市における精鋭人材の育成システムを完備することを通して、エリート人材の予備軍を養成していく。
大連市はこれまで、“サッカーの街”としての存在感を対外的に広くアピールしてきた経緯がある。市中心部にある労働公園にはサッカーボールを象ったシンボルチックな大型オブジェが置かれている。一方、中国サッカー・スーパーリーグが開設された1994年から2005年まで、大連にフランチャイズを置くチームが優勝した回数は8回にものぼる。
労働公園・園林科普館 画像：海杂拌 微信公衆号
大连足球青训基地 画像：「足球大连」微信公衆号
运动辽宁 2023-01-11 19:04
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大连体育 2023-01-12 17:00
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大连发布 2023-01-10 19:40
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