【話題】福島県産品PRに助太刀、英元首相が“Fantastic！”

風評被害に苦しんできた福島県にとっては明るいニュースだ。17日から同県の内堀雅雄知事が米国でトップセールスを開始、早々と収穫を得たという。一方、思いがけないトピックも。英国のジョンソン元首相が福島県産桃を使ったネクターを飲み干す画像がネットで拡散し話題になっている。

▶福島産コメをトップセールス

NHKの報道によると、福島県の内堀雅雄知事が米国を訪れ県産品のトップセールスを行っている。米国に滞在するのは日本時間の17日からの4日間で、米国の消費者に向けて県産のコメをアピール、販路開拓と輸出拡大に挑む。

折しも東京電力が福島第一原発の処理水を「今年春から夏ごろ」に海洋放出する方針を示したばかりのタイミング。今回のトップセールスが、海外の消費者の不安を払拭し、風評被害を乗り越えるための突破口になることが期待されている。

NHK　NEWS WEB　「福島県知事が風評払拭へ米国で県産米ＰＲ 安全性強く訴え」

▶ジョンソン元首相が助太刀？

福島県産品にかかわる話題でネットの注目を集めたものがもうひとつある。英国を訪問した河野太郎デジタル担当大臣がボリス・ジョンソン元首相に福島産の桃を使ったネクターを振る舞った際の動画だ。ジョンソン元首相はネクターを美味しそうに飲み干し、親指を立てて「ファンタスティック」「デリシャス」と一言。福島産の品質に太鼓判を押した。

動画は河野大臣がツイッターにアップしたもので、その後、大量のユーザーが視聴し、中国のSNSでも拡散している。関連報道には皮肉を混じえた内容があるものの、「（ジョンソン元首相は）最高のアクター」との見出しが目を引く。

▶福島ブランド「天のつぶ」

なお、福島県知事による米国ロサンゼルスでのトップセールスには早くも収穫があったようだ。NHKの報道によると、知事一行は「65店舗のスーパーを展開する企業の責任者と会談し、JA全農福島を含めた3者で、年間100トンを目標に県産のコメを輸出することで合意」（NHK報道から）したという。

ちなみに、福島県が主力ブランドとしているコメは「天のつぶ」。NHKの報道では、ロサンゼルスのスーパーで試食した買い物客の生の声が紹介された。「とても甘く、おいしく炊き上がっている」「この米なら一日中食べていられるよ」等、評価は上々だったことが伺える。

そんな福島県自慢のオリジナル米「天のつぶ」は残念ながらNanacoアプリ「KauKau」モールでは配架されていない。サプライヤーに入荷希望のオファーをしたところで、それこそ“梨のつぶて”となるのがオチかも知れない。いつか中国でも堪能できる日が訪れることを期待したい。（耕雲）

Nanaco-KauKauモール画面

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