中国で最も供給が不足している職種は何かーー。そんな視点から中国職業訓練技術指導センターがまとめた「2022年第4四半期(10-12月)・最も人材不足の職種100」の概要を見てみよう。
▶「販売員」が依然トップ
中国職業訓練技術指導センターがまとめた「2022年第4四半期に最も人材が不足する職種ランキング100」がこのほど発表された。全国102か所の定点モニタリング都市公共就職サービス機関が記入・報告した人的資源市場の求人データおよび求職データに基づくもので、上位10位をピックアップすると以下の通りとなる。
販売員(营销员)、旋盤工(汽车生产线操作工)、宅配便配達員(快递员)、飲食店のホールスタッフ(餐厅服务员)、商品の販売員(商品营业员)、家事代行サービススタッフ(家政服务员)、清掃員(保洁员)、警備員(保安員)、包装作業員(包装工)、溶接工(车工)[同順]
▶自動車業界で人材不足
人力資源社会保障部の微信公衆号 によると、今回の統計結果で判明したのが、とくに自動車産業関連で人材不足が顕著になっているとことだ。2022年第3四半期と比較して、製造業の労働者が不足する状況が常態化している。
「自動車部品再製造工」「エンジニアリングロボット・システムオペレーター」「自動車工学技術者」等の職種がランキング入りしたほか、宅配物流業界で雇用ニーズが増加しているのが目を引く。前回2位の溶接工は今回は10位にとどまったものの、旋盤工が19位から2位と大きく順位を上げた。
一方、「バイヤー」「郵便物仕分け員」「荷役運搬人(ポーター)」「ネット予約配送員」「宅配物配達員」等の職種でも人材不足が深刻化している。
人力资源和社会保障部 2023-01-18 16:29
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