元宵節の湯園、今年も「甘い」か「しょっぱい」で大論争
「元宵節」のシンボルといえば「湯園(元宵)」。しかし、中国の北方と南方では全く趣が異なる食べ物となっている。「お餅は四角か丸か」「きつねどん兵衛は昆布だしかカツオだしか」といった日本国内の“東西対決”を彷彿させる文化論争といっても過言ではないだろう。
▶ 元宵節といえばランタン
本日2月5日は「元宵節(元宵节|yuán xiāo jié)」に当たる。旧暦では正月15日。(旧暦の)新年を迎え初めて輝く満月を愛でることができる日だ。「上元節」や「小正月」「元夕」「灯節」という呼び名もある。
この日は家族が集まりご馳走やお団子を食べるほか、「灯籠(灯笼|dēng long)」を飾り付け、獅子や龍の舞、竹馬踊り、太鼓などさまざまな出し物を伴った催しが行われる。「灯節(灯节|dēng jié)、ランタンフェスティバルと呼ばれる所以だ。
▶「湯圓」それとも「元宵」?
元宵節は西漢の時代から重視されてきた節日だが、これにまつわる伝承には「天鵞(てんが)説」というものがある。そのあらましについては、当微信公衆号の記事でも触れたことがあるので参考にされたい。
🔗元宵節の基礎知識(1)|“ランタンフェスティバル”と呼ばれる由来は?
さて、「元宵節」には「湯園(汤圆|tāng yuán)」と呼ばれる団子がつきものだ。中にはあんが入っていて、ゆでて煮汁と一緒に食する。満月のように丸く、一家団欒を意味し、中国の北方エリアでは「元宵(yuán xiāo)」と呼ばれている。
▶南北文化論争に?
この呼称をめぐる違いはもとより、「湯圓(元宵)」の定義については多くの人が釈然としない思いをしてきた面もあるようだ。起源については基本的に宋代の明州(浙江省寧波)に行き着くとされ、ほぼ“古今東西”(南北?)で見解が一致する。
問題は団子の中に入れる「あん」だ。「甘いのが湯圓で、しょっぱいのが元宵?」「スープが透明なのが湯圓、濁っているのが元宵?」「もち米の粉で生地を作って包むのが湯圓で、具材にからめるのが元宵?」等、ネットユーザーでは尽きない蘊蓄(うんちく)披露や議論が展開されている。
🔗元宵節の基礎知識(2)| “団子”をめぐる恒例の「南北対決」。さて、“円く”収まる?