冨谷至《中華帝国のジレンマ:礼的思想と法的秩序》、《漢唐法制史研究》出版
冨谷至教授新作兩種簡介
京都大學人文科學研究所(1952-)教授,於今年二月、三月出版姊妹篇著作兩種:《中華帝國的困境:禮的思想與法的秩序》(築摩選書,2016.2)、《漢唐法制史研究》(創文社,2016.3)。冨谷至教授是(1927-2002)、(1933-)之後,日本研究中國秦漢史、簡牘史的執牛耳者,目前也非常關注東亞漢籍交流。早在1998年,冨谷教授博士論文《秦漢刑罰制度研究》在同朋舍出版時(2006年廣西師範大學出版社有),《後記》即提到下一步要繼續進行魏晉南北朝法制史之研究,近二十年後,終於積澱為這本厚重的、考證綿密的《漢唐法制史研究》。前者《中華帝國的困境》則是面向普通讀書人的、文字明快的通論之作。京都學派,素有讀書班的優秀傳統,作為鋪墊,冨谷教授已經於去年將多年的讀書班成果合集為《漢簡語彙:中國古代木簡辭典》、《漢簡語彙考證》(二書均為岩波書店出版)。冨谷至先生在《漢唐法制史研究》序言中引“騏驥盛壯之時,一日而馳千里;至其衰也,駑馬先之”并謙言自己絕非“駿馬”。實際上,近20年的歲月裡,磨礪出如此厚重的著作,亦是令中外學者驚歎的大宛汗血寶馬也。(童嶺/文)
(童嶺/攝)
《中華帝国のジレンマ:礼的思想と法的秩序》
単行本: 222ページ
出版社: 筑摩書房 (2016/2/15)
言語: 日本語
ISBN-10:448001635X
ISBN-13:978-4480016355
発売日: 2016/2/15
商品パッケージの寸法: 18.8 x 13 x1.3 cm
內容說明:いまや中国は世界有数の経済大国となったが、中国を相手にする企業・政府は、彼らの無法で無礼な振る舞いにたびたび困惑させられる。しかし、そもそもかの国は、孔子を筆頭とする礼の思想の発祥地であり、古くからローマ法に比肩するほど完成度の高い法を有する文明国のはずだ。現在との落差はどこから生じたのか。われわれは中国人の言動をどう理解すればよいのか。古代中国で生まれた「法」と「礼」の概念はいかに展開、交錯し、現在にいたったのか。その過程を追い、中華思想の根本原理を問い直す。
著者紹介:冨谷至[トミヤイタル],1952年生まれ。中国史学者。京都大学人文科学研究所教授。専門は中国法制史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目 錄
序文——法と礼の世界への誘い
1 中国古代の礼
『論語』に見える礼
心の中の礼―孟子
作為の礼―荀子
礼典の成立
2 中国古代法の成立と法的規範
法の起源と展開
律と令の法形式
律と令の法典化
中国法の原理
3 交差する礼的秩序と法的秩序
礼から法へ
処罰される感謝の行為
法と礼の男女関係
殺人の奨励と礼賛
(童嶺/攝)
《漢唐法制史研究》
出版社名:創文社
著者名:冨谷 至(著・文・その他)
発行年月日:2016/03/16
ISBN-13:9784423741092
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:560ページ
目 次
序論
第一部 法典
第一章 晋泰始律令への道
第二章 漢律から唐律へ——裁判規範と行為規範
第二部 刑罰
第一章 究極の肉刑から生命刑へ:漢―唐死刑考
第二章 徙遷刑から流刑
第三章 笞刑の変遷——漢の督笞から唐の笞杖刑
第四章 腐刑と宮刑
第三部 犯罪
第一章 儀礼と犯罪のはざま——賄賂罪をめぐって
第二章 男女間の性的犯罪——姦刑について
第三章 「正義」の殺人
あとがき