查看原文
被微信屏蔽
其他

e租宝日本NHK国际播报

2016-06-07 e财金融

中国で“借金ブーム”!? 広がるネット金融

リポート:道下航(国際部)

美しくカラーリングされた髪の毛。

ライトパープルに塗られたネイル。

IT企業で働く、郝暁彤さんです。
これらは、すべて借金で支払いました。

郝暁彤さん
「以前はお金が足りないときは、貯めてから買うスタイルでした。
でも今は欲しいものは、すぐに買えるようになりました。」

郝さんが、スマートフォンを使ってお金を借りるのは、インターネット金融です。
専用のアプリを開いて金額を入力。
ボタンを押すだけで、簡単に融資を受けられます。

郝暁彤さん
「今振り込まれました。
10秒もかかりません。」

ATM
“現金をお取りください。”

この日借りたのは、およそ2万円。
7%の利子が差し引かれて口座に振り込まれます。
自らの欲望に忠実な若い世代。
インターネット金融が、消費拡大を後押ししています。

郝暁彤さん
「親の世代は節約してお金を貯めていますが、私には理解できません。
自分に投資しなければ、質素な暮らししかできません。」

今、中国では、インターネットを使った金融が急速に拡大しています。
4,000社が設立され、中国経済の起爆剤になると期待されています。

ネット金融会社 掌衆金融 幹部 譚春さん
「中国の経済成長は従来の投資・輸出主導型から、内需拡大・消費主導型へと転換しています。
我々は良いタイミングで、新しい金融サービスを世に出せました。」

これまで中国では、個人や中小企業向けの金融機関はほとんどありませんでした。
国有銀行は、主に大企業や国家プロジェクトに融資。
資金が必要な個人や中小企業は、主に親戚や地域の有力者などから借りるしかありませんでした。

この状況を劇的に変えたのが、インターネット金融です。
多くの投資家から資金を集め、個人や中小企業に融資するのです。

ネット金融会社 網商銀行 副頭取 趙衛星さん
「これは我々のサービスによる、ビッグデータです。」

見ず知らずの借り手の返済能力を、ネット上でどう判断するのか。
ネット通販などが急拡大している中国。
蓄積された膨大な購買履歴のデータが融資を可能にしているのです。

ネット金融会社 網商銀行 副頭取 趙衛星さん
「ビッグデータがあれば、将来の収入や支出の状況も予測できます。
我々はビッグデータを活用することで、利用者のリスク管理ができるのです。」

こうしたインターネット金融の元手となっているのは、一般の人々からの投資によるマネーです。
株式市場が低迷し、銀行預金の低金利も続く中、だぶついたマネーがインターネット金融に流れ込んでいるのです。


投資家
「170万円をネット金融に投資しています。」

北京に住む、この男性。
平均11%という高い利率に魅せられ、去年(2015年)からインターネット金融への投資を始めました。

投資家
「友人の間でこの投資は人気です。
私にとっても非常に大事な投資手段です。
資産の半分をインターネット金融への投資に回す予定です。」

膨大なマネーが流れ込む、インターネット金融。
ベンチャー企業を生み出す力にもなっています。


アパレルメーカーの経営者、彭金東さんです。

アパレルメーカー 経営者 彭金東さん
「私は経済的に豊かではなく、銀行に融資を断られてきました。
我々の今があるのは、インターネット金融のおかげです。」


彭さんは、去年5,000万円の融資を受け、アパレルブランドを設立。
年商は、事業を始めた当初の50倍になりました。

アパレルメーカー 経営者 彭金東さん
「将来の夢は中国一のファッションブランドになることです。」

インターネット金融は、経済発展から取り残されてきた農村部を活性化する切り札にもなると期待されています。
農村に特化したインターネット金融も現れました。


リポート:松田智樹(広州支局)

今年(2016年)3月、インターネット金融が生んだ悲劇が、国営テレビで放送されました。
インターネットで借金を重ねた大学生が、自殺に追い込まれたのです。

大学生の父親
「借金から息子は抜けられなくなった。
いい子だったのに無念でしたかたない。」


自殺した大学生が通っていた内陸部、河南省の大学です。


中国の大学では、インターネット金融が広まっていました。
取材を進めていくと、大学生は10%を超える高い利息が支払えず、借金に次ぐ借金を重ねていたことが分かりました。

同じ大学に通う学生
「彼は利息の支払いのために、借金を繰り返していました。
最後には首が回らなくなったのです。」

最終的に借金は、1,000万円に膨らんでいました。
大学生は、親しい人にメッセージを残し、命を絶ったのです。


自殺した学生が残したメッセージ
「僕は飛び降りて、死にます。
本当にごめんなさい。
でも生きるのに疲れた。
面倒をみてくれて、ありがとう。」



    人々の暮らしを劇的に変え始めたインターネット金融。
    中国政府は、その対応に苦慮しています。

    李克強首相
    「インターネット金融の秩序を正すため、制度を作り発展を図っています。」

    中国政府が懸念しているのが、インターネット金融によって、不動産バブルが生み出されることです。
    インターネット金融で、簡単に資金を借りることができるため、不動産を投資目的で買う人が続出。

    この男性が去年、3,000万円で購入した物件は、1年で2倍に高騰したといいます。

    不動産投資家
    「今売り出したら6,000万円前後で売れるでしょう。
    金もうけができるからうれしいですよ。」

    専門家は、いずれバブルが崩壊するのではないかと危惧しています。

    経済評論家 葉檀さん
    「値上がりはとても急で、危険な状態です。
    必ず大幅に下落するときがやってきて、実体経済もだめになるでしょう。」


    もう1つの懸念は、インターネット金融が引き起こす社会の混乱です。
    インターネット金融会社の実に4割が、詐欺事件を起こすなどの問題を抱えています。
    去年12月には、中国史上最大ともいわれる詐欺事件が起きました。

    中国 国営テレビ
    「被害総額は9,000億円に上ります。
    大量に集めた資金は自分たちのぜいたくのために浪費されたことが明らかになりました。」

    摘発された会社は、国営テレビにCMを流し、90万人から資金を集めていました。

    摘発された会社のCM
    “簡単に成功を収められます。”

    被害者
    「CMを信じて投資しました。」

    「いくら投資したのですか?」

    被害者
    「1,700万円以上です。
    もうこれ以上、生活できません。
    苦しいです。」

    会社に投資していた被害者たちは、補償を受けられず、政府に救済を訴えるデモを繰り返しています。

    「失った財産は全財産です。
    生活費や子どもの学費のためのお金だったのに、耐えられません。
    政府を信じています。」

    「政府を信じている。」

    急成長のかたわらで、ひずみもあらわになっているインターネット金融。

    「政府の人間が庶民を殴っている。」

    社会の混乱を抑えながら、どう経済発展に結び付けていくのか。
    中国政府は難しい対応を迫られています。

    「何てことするの。」



    次の放送きょう午後10時00分

    あなたの1票が上司を決める!? ~密着・ある企業の“管理職選挙”~


    PVランキング

    1. 2016年6月7日(火)

      妻が夫にキレるわけ ~“2800人の声”が語る現代夫婦考~

    2. 2016年6月2日(木)

      “奨学金破産”の衝撃 若者が… 家族が…

    3. 2016年6月1日(水)

      膨らむ13億人の“欲望” ~中国ネット金融の光と影~


      2016年5月26日(木)

      追跡!ペットビジネスの闇


      2016年5月31日(火)

      あなたの脳を改造する!? 超・映像体験(バーチャルリアリティー)

    注目のトピックス


    熊本地震(31件)


    中国経済(9件)


    オバマ広島訪問(12件)


    人工知能(11件)



    この数年で爆発的に増えているインターネットの金融会社 そのうちの4割は、夜逃げや詐欺、債務不履行などといった問題を起こしている これでインターネット金融という業界の信用は成り立つのか?


    矢作さん:それでもまだ6割は残っているというような考えもあります。
    それぐらいお金が余っていて、投資先を求めているということがいえると思います。

    視聴者の方より:「中国発リーマンショックみたいなものにならないですか?」
    「アメリカのサブプライムローンみたいじゃないですか?」
    「身の丈に合わない借金、怖そうだけどな。」

    矢作さん:リーマンショックとは、また特徴が違うということがいえると思います。
    それは、リーマンショックの場合は、デリバティブといったように、金融商品を中心に、国際的にその影響が波及したということがいえるかと思うんですけれども、中国のこのインターネット金融というのは、国内の閉じた世界の中の事柄ということがいえると思います。

    問題を起こすインターネット金融会社は多いが、中国の人は投資する その心理は?

    矢作さん:やはり、ほかの人が成功しているということもありますので、なかなか自分が失敗するとは思っていないというところはあると思います。

    中国政府はどう対応しようとしている?

    小宮デスク:中国政府も、VTRでは大混乱しているように見えましたが、手をこまねいているわけではないんですよね。
    2年前に、悪徳な業者がものすごく増えた時には、きつく取締りを行ったんですね。
    ただ、きつく取締りを行って何が起きるかといいますと、結局ブレーキを踏んでしまう。
    取締りを強めると夜逃げをしたりして、結局、貸し先がなくなると、この消費が冷え込んでしまうわけですよね。
    一方で、2年前にあまりにもブレーキをかけすぎたので、今、若干こうアクセルを踏んで、ネット金融を増やしているような状況なんですね。
    そうすると今度は、逆に不動産バブルが生まれてしまうというような、こういった効果もあるんですね。
    だから、なかなか中国政府としても対応に苦慮しているというところがあるんです。




    中国政府にとって、デモは、どれぐらいの脅威と見ている?

    矢作さん:やはり、これから1年先というのは、習近平体制の前半の5年の集大成ということがいえると思いますので、その中で、安定が一番優先されるということがいえます。
    (中央政府にとっても、地方にとっても、何か問題は起こしたくない?)
    地方政府のリーダーたちも、今後5年間で、やはり自分のプレゼンスを上げていきたいというところがありますので、そういう意味では、安定を重視するということが一番大事だと思ってると思います。

    このインターネット金融が広がっていくことで、中国がずっと押し進めようとしている経済の構造転換の可能性はどれぐらいある?


    小宮デスク:もともと中国というのは、国有の大きな企業があって、そういった企業に国有の銀行がお金を貸して成長するという成長モデルだったわけですよね。
    ただ、その成長モデル一辺倒では、なかなかこの高い経済成長を維持できないという状況にきているわけです。
    そうした中で、イノベーションを起こして、いわばアメリカでいうと、アップルとかグーグルみたいな企業、ああいう企業を生み出して、中国も高い成長を維持していきたいというふうな希望もあるんです。
    そういった企業を作り出していくためには、インターネット金融のようなものというのは、非常に有効な1つの手段でもあるわけです。
    だから、そういったものに中国政府も注目していますし、これからも注目していく必要があるのだと思います。

    番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。









    陈安之老师现场高清学习视频

    https://v.qq.com/iframe/player.html?vid=f0129tm1t61&width=670&height=502.5.5.5.5.5.5.5&auto=0&encryptVer=6.0&platform=61001&cKey=9JLebbKxQWPeq5tpPtrF17fECQF1QJRTgKJyJY2v1Q0MtcC5flUunsqkwVFht4He

    你好!我是陈安之老师,成功一定有方法,失败一定有原因,想要拥有更好、更快速的成功方法!需要辅导交流的学员识别下面二维码加我私人微信互动学习,每天只限定10个辅导名额!

    长按指纹扫描一下

    选择“识别图中二维码”,关注陈安之老师





    陈安之老师现场高清学习视频

    https://v.qq.com/iframe/player.html?vid=f0129tm1t61&width=670&height=502.5.5.5.5.5.5.5&auto=0&encryptVer=6.0&platform=61001&cKey=9JLebbKxQWPeq5tpPtrF17fECQF1QJRTgKJyJY2v1Q0MtcC5flUunsqkwVFht4He

    你好!我是陈安之老师,成功一定有方法,失败一定有原因,想要拥有更好、更快速的成功方法!需要辅导交流的学员识别下面二维码加我私人微信互动学习,每天只限定10个辅导名额!

    长按指纹扫描一下

    选择“识别图中二维码”,关注陈安之老师


    您可能也对以下帖子感兴趣

    文章有问题?点此查看未经处理的缓存