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新书:大谷敏夫『清代政治思想史研究』

著者:大谷敏夫 著

出版社:汲古書院

出版年月日:2021/01/22    

ISBN:9784762924231    

判型・ページ数

A5・620ページ    

定価:本体10,000円+税    

本書簡介

著者は、淸朝獨裁君主體制を貫く政治思想の動態的展開を軸に淸朝一代の政治思想を連續したものとして把握しようとし、その中心は經世思想にあるとする。經世とは「經世濟民」の經世で、治政を重視し農本主義とともに實利思想の面もあわせ持つことを明らかにする。その展開を三部に分けて獨裁體制の確立から崩壊までの史的過程を詳細に考察する。

作者簡介

大谷敏夫,1932年生まれ。京都大学大学院文学研究科東洋史学博士課程単位取得退学。専攻、清代政治思想史。鹿児島大学名誉教授、京都大学文学博士

目錄

序説
第一部 淸朝獨裁君主體制と斷罪事件
第一章 雍正朝を中心とした淸代綠營軍制の理念と整備
〔淸朝軍政の理念と整備/綠營軍の財政問題(衙所制の變遷と軍屯措置・綠營軍の給與體系と財源)〕


第二章 康煕時代の江南文人社會と姜宸英
〔姜宸英の生涯とその時代/科擧制と江南文人社會/曹寅と織造局〕


第三章 戴名世斷罪事件の政治的背景
〔戴名世の獄と江南郷試案/漢人官僚と地方士人/江南文人の戴氏と方氏/經世史學と戴名世/義理の學と方苞〕


第四章 年羹堯斷罪事件の政治的背景
〔年羹堯の朋黨と斷罪の經過/蔡珽の朋黨と斷罪の經過/雍正帝の朋黨政策と用人/朋黨嚴禁の思想と文字の獄/年羹堯蓄財(營私)の情況/雍正帝の營私抑制策と理財觀〕


第二部 江南地域社會と學術
第一章 江南の水利と郷董制
  (一)淸代江南の水利慣行と郷董制〔業食佃力と編夫・編折法/水利經費と損納/郷董制の成立〕
  (二)陶澍、林則徐による水利行政〔徒陽運河及び練湖の水利/孟瀆、得勝、澡港の三河/呉淞江、黄浦江、劉河/白茆河と支河〕


  第二章 揚州・常州の社會と學術〔揚州・常州の發展と江南文人社會/揚州學派と常州學派〕


  第三章 嘉定錢氏一族と學術〔錢氏一族擡頭の時代的背景/錢大昕の經史學〕


  第四章 常州李兆洛の歴史地理學
  (一)李兆洛と歴史地理學(李兆洛と常州學派・常州學派と史地學・李兆洛と史地學)   
  (二)嘉道期における書院活動と李兆洛
     〔嘉道期における書院/(阮元と詁經精舎・學海堂・李兆洛と曁陽書院)〕


第三部 淸末政治思想と經世學
  序章  洋務運動と經世思想  
第一章 湖南官僚形成過程と經世思想〔湖南官僚輩出の思想的背景/湖南官僚擡頭の政治的背景/湖南官僚と太平天国/胡林翼の用人、吏治、理財策〕


  第二章 淸代經世思想と實利思想
  (一)淸代經世思想と經世史學〔明末淸初の經世史學/淸中期の考證史學と史論/淸末の經世史學〕
  (二)中國における經世學と實利思想〔朱子學成立期の實學思想と義利問題/明末淸初の經世學と實利思想/清代後期の經世學と實利思想〕


  第三章 淸朝君主權と士大夫〔淸初雍正朝における君主權と士大夫/淸末における君主權と士大夫〕


  終章 淸代思想史研究の現狀と展望
 (一) 淸代思想史研究素描  

(二) 淸代郷紳の理念と現實
(三) 淸代經世思想の總論〔經世思想研究總論/淸末の經世學研究〕


あとがき/中文要旨/索引/英文目次

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