《松本学日記:昭和十四年——二十二年》出版
编者:尚友倶楽部(編)原口 大輔(編)西山 直志(編)
発行:芙蓉書房出版
出版时间:2021年6月25日
页数:610ページ
价格:定価 7,800円+税
ISBN:978-4-8295-0814-5
本书简介
大正~昭和戦前期に「新官僚」として注目を集めた政治家
松本学の日記の翻刻版。昭和14年から貴族院の終焉までの9年間の日記
・内務省警保局長を最後に昭和9年に官歴を終えた松本は、貴族院議員(院内会派「研究会」)に。
・日中戦争を始めた近衛文麿や東条内閣に対してとりわけ厳しい目を向けた。
・日本文化中央連盟(文中連)を組織し、独自の文化運動を展開させていく。
「文化」運動の実践として、全村学校運動、建国体操運動に関与した。
・昭和20年5月23日深夜から翌朝にかけて松本宅も激しい空襲を受けたが、被災状況や懸命に消火活動 に当たる様子、空襲で逃げ惑う人々の姿を長文で綴っている。
・日記中にたびたび登場するテキヤとの関わりは松本の人脈でひときわ異彩 を放つ。
◎松本学とは
岡山県出身の内務官僚。静岡県知事、鹿児島県知事、福岡県知事、内務省警保局長、貴族院議員(勅撰・研究会所属)となり、戦後は中央警察学校長、港湾協会会長、日本河川協会会長、世界貿易センター会長などを歴任した。
编者简介
尚友倶楽部 (ショウユウクラブ) (編)
1928年(昭和3年)設立の公益事業団体。
旧貴族院の会派「研究会」所属議員により、相互の親睦、公益への奉仕のため設立。戦後、純然たる公益法人として再出発し、学術研究助成、日本近代史関係資料の調査・研究・公刊、国際公益事業、社会福祉事業の支援などに取り組んでいる。「尚友叢書」既刊47冊、「尚友ブックレット」既刊36冊。
原口 大輔 (ハラグチ ダイスケ) (編)
九州大学附属図書館付設記録資料館特任講師。
1987年熊本県生まれ。2015年3月九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本近代史。
主な著書・論文に『貴族院議長・徳川家達と明治立憲制』(吉田書店)、『明治史講義【テーマ篇】』(共著、ちくま新書)、『明治史研究の最前線』(共著、筑摩書房)、「挙国一致内閣の誕生と貴族院」(『青山史学』第38号)など。
西山 直志 (ニシヤマ ナオシ) (編)
独立行政法人国立公文書館公文書専門員・認証アーキビスト。
1990年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程。専門は日本近代史。
主な業績に「神田・虎ノ門時代の学習院」(『学習院大学史料館紀要』24号)、「福羽家史料目録」(共著、同前27号)など。
目录
松本学日記 昭和十四年
松本学日記 昭和十五年
松本学日記 昭和十六年
松本学日記 昭和十七年
松本学日記 昭和十八年
松本学日記 昭和十九年
松本学日記 昭和二十年
松本学日記 昭和二十一年
松本学日記 昭和二十二年
【解説】戦時下の松本学とその活動(原口大輔)
松本学日記 主要人物一覧(西山直志作成)
各団体の役員等一覧(西山直志作成)
松本学 主要著作年表(原口大輔作成)
松本学 略年譜(原口大輔作成)
松本学 人物関係図(西山直志作成)
荏原区平塚七丁目附近 居住者一覧・地図(昭和16年頃)(西山直志作成)