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佐久間秀範 等编『玄奘三蔵:新たなる玄奘像をもとめて』

编者:佐久間秀範・近本謙介・本井牧子 

出版社:勉诚

刊行年月:2021年12月 

ISBN:978-4-585-31005-1    

A5判・上製 592 頁    

本书简介

七世紀、遠くインドへ旅に赴き、多数の仏典・仏像を将来、仏典の漢訳により東アジアにおける仏教の基盤を作り上げた仏者、玄奘三蔵。
その求法の道行はいかなるものであったのか。そして、その思想はどのように形成され、伝えられていったのか。言説・絵画作品などで玄奘はどのように語られ、描かれているのか。実像と伝承上の姿を対照することで浮かび上がる、新たな玄奘像とはどのようなものなのか。
仏教学・文学・美術など多角的な視点から玄奘の、そして、玄奘にまつわる思想・言説・図像を読み解く画期的論集。

作者简介

佐久間秀範(さくま・ひでのり)
1954年生まれ。筑波大学名誉教授。専門はインド瑜伽行唯識思想。
著書にDie Āśrayaparivṛtti-Theorie in der Yogācārabhūmi, Teil I,II, Alt- und Neu-Indische Studien, Bd. 40, herausgegeben vom Institut für Kultur und Geschichte Indiens und Tibets an der Universität Hamburg, Stuttgart: Franz Steiner Verlag, 1990,10, Teil I: 178 Seiten, Teil II: 243 Seiten. 論文に「瑜伽行唯識思想とは何か」(『シリーズ大乗仏教7 唯識と瑜伽行』春秋社、2012年8月)、「瞑想修行と計測の可能性」(『仏典とマインドフルネス―負の反応とその対処法』臨川書店、京都、2021年3月)などがある。

近本謙介(ちかもと・けんすけ)
名古屋大学人文学研究科教授。専門は中世宗教文芸。
編著書に『春日権現験記絵注解』(神戸説話研究会編、和泉書院、2005年・2014年改訂重版)、『日光天海蔵直談因縁集翻刻と索引』(廣田哲通・阿部泰郎・田中貴子・小林直樹との共編著、和泉書院、1998年)、論文に「南都における浄土信仰の位相―貞慶と『春日権現験記絵』をめぐって」(『國語と國文学』〈中世文学と信仰〉九二巻五号、2015年)などがある。

本井牧子(もとい・まきこ)
1971年生まれ。京都府立大学文学部教授。専門は日本文学(宗教文芸)。
著書に『金蔵論本文と研究』(宮井里佳共編著、臨川書店、2011年)、論文に「『釈迦堂縁起』とその結構」(『國語國文』86-5、2017年5月)などがある。

目录

カラー口絵
序言 佐久間秀範・近本謙介

第一部 玄奘の足跡と思想
第一章 『西域記』『慈恩伝』読後 桑山正進
第二章 旅する玄奘の思想的変遷 佐久間秀範
第三章 玄奘の求法と伝法―唯識思想を中心に 吉村誠
第四章 玄奘系唯識宗の異派―円測思想考 橘川智昭
第五章 玄奘が学んだ仏教知識論(因明) 師茂樹
第六章 玄奘門弟道昭和尚に関する文献上の一考察 ステフェン・デル
第七章 日本における玄奘の門下生に見る修行道―道昭と行基 蓑輪顕量

第二部 玄奘をめぐる言説・図像
第一章 玄奘訳『般若心経』の特徴―中世の神祇信仰を糸口として 阿部龍一
第二章 玄奘の仏像請来の事績二件 肥田路美
第三章 敦煌文献から見た玄奘三蔵 荒見泰史
第四章 日本密教文献にみる『深沙神王記』論考 李銘敬
第五章 慈恩大師基をめぐる唱導―東大寺図書館蔵『如意鈔』を中心に 本井牧子
第六章 『玄奘三蔵絵』と中世南都の仏教世界観 谷口耕生
第七章 『玄奘三蔵絵』の成立―詞書筆者資料を基点として 落合博志
第八章 聖なる絵巻をつくる―『玄奘三蔵絵』における絵と詞 レイチェル・サンダーズ
第九章 『玄奘三蔵絵』の構造と構想―興福寺における宗の論理と『春日権現験記絵』との相関 近本謙介

編集後記 本井牧子


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