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【GNZ48】真近で見られるアイドル劇場に行ってきた

安住生活 2019-06-27

ぱしゃ

【GNZ48】

真近で見られるアイドル劇場に行ってきた

劇場にあったGNZ48のロゴ

 先日、広州の中泰国際広場で真近で見られるGNZ48のアイドル劇場「GNZ48星夢劇院」に行ってきた。19時から23時という長丁場の中、笑顔に振りまき、よく動く広州発祥のアイドルに参観者は皆釘付けだ。真近で見られるアイドル劇場の状況やチケット購入などについて紹介する。


■金土日に開催

中泰国際広場にあるGNZ48の広告。金土日には3階でチームごとに公演している

劇場内の座席配置

 GNZ48は上海に拠点があるSNH48の姉妹グループのひとつ。

 公演スケジュールでは公式サイトの【www.gnz48.com】より発表されている。  

 公式サイトの「票務」をクリックすると、毎月のスケジュールは金曜日の夜の部、土日の午後の部と夜の部となっている。チケットは毎週火曜日の19時30分に販売開始としている。大体2週間後まで販売しているものの、人気のあるアイドルが登場したり、選挙が含まれていたりすると売切れになってしまうこともしばしばあるので、これから観に行きたいと考えている人はまずはチケットを入手できる状態になるまでの準備をして欲しい。なお、7月は総選挙の月なので、チケットの争奪も激しくなりそうだ。


 座席は普通座席が132席、VIP席が114室、超級VIP席が3席、立ち席は40人ぐらいまで。普通座席と立ち席は80元でそれ以外は168元。普通座席と立ち席はすぐに動けばすぐ買えるが、それ以外の席は何故か売り切れとなっていることが多い。


■登録が面倒

GNZ48公式サイトトップページの登録の場所

①は登録、②はログインの意味

 今回は、「GNZ48はよくわからないけど、取り敢えず観に行ってみるか」という人向けに紹介している。

 

 GNZ48のチケットを購入には実名認証(实名认证)となっている。そのため、まずGNZ48の公式サイトのトップにある「注册」から登録を行うことになる。

 チケットの発売は毎月火曜日の19時にスタートするが、そこは公式サイトの「票務」ページから「普通座票」「普通站票」をクリックすると出てくる。

最初に携帯電話番号から登録する

 登録には、携帯番号が必要になる(海外の国も選択が可能)。自分の持つ携帯番号を入力して「获得验证码」を押すとSMS(ショートメッセージ)で验证码が送られてくるので、入力後、登録(登陆)を押すと大体は成功できる。

 

 次に「票務」ページを押すと、空いているチケット「VIP」「普通座票」「普通站票」の下に、「您尚未登陆」という言葉があるので、新たに登録することになる。この横の「登陆」ボタンを押すと、登録ページが出てくる。

実名登録案内

公式サイトの実名登録案内

 ここでは、①本人の名前と②パスポート番号、③本人がパスポート番号の入ったページを持っている写真データ、④本人のパスポート番号の入ったページの写真データの提供を求められるので、入力して提出しよう。特にパスポートのページがずれている、分かりづらいと、登録が失敗するので要注意。

 登録には1〜2日間かかるので、焦らず気長に待つしかない。


■チケットは1人1枚限定。複数で行かれる方は要注意

 実名登録に成功すれば、晴れて「票務」ページからチケットを買うことができる。このときもう一度ログインをするが、携帯電話番号の認証のみなので面倒くさくない。

 同劇場開催では、チケットが本人1枚しか買えないという規定がある。つまり、友だちの分が買えないのだ。友だちと一緒に参観するなら、友だち自身も登録が必要になる。


 複数で行くならスケジュールを組むことをお薦めする。1週間前だとチケットが売り切れてしまうことが多いので、2週間前からの行動が望ましい。

 スケジュールサイトの調整さんで予め候補日を立てておき、この日に開催すると決めたら一斉に「票務」ページでチケットを買うこと。先ほども書いたが、曜日と時間によっては発売直後すぐに完売してしまうので、こちらは個々の買うという強い意志が必要になる。支払い対応は「支付宝」「絲瓜銭包」のどちらか。微信支付はないので要注意。

 

 なお、チケットはパソコンから見た方が開催数時間前までなら当日開催するチケットも見ることができるので買える。スマホ版だと当日に開催するチケット情報が載っていないので状況が分からない。なお、チケットは劇場で発券するが、パスポートが必要になる。


■公演当日劇場に足を運ぶ

18時55分に着いたら入り口には列ができていた

 今回行った公演は、6月23日19時スタートのチームNⅢだった。GNZ48は3チームあり、チームG、チーム、NⅢ、チームZの3つに分かれておりそれぞれ15〜16人が所属。たまたまチームZⅢの公演がこの日だった。

 例えばある程度見慣れてきて、応援したい子がいるチームを観に行くなら、その子が所属するチームの公演チケットを買うしかない。

 この日は、同チームの盧静が主役だった。公式サイトの写真と本人と見たが、案外本人のほうが可愛いい。

 

 19時公演なので、中泰国際広場の正面玄関から入ってエスカレーターで3階に足を運ぶ。18時半過ぎに着くと、すでに大勢のファンが劇場の入り口から列をなして待っていた。年齢層を見ると、20〜30代の男性ばかりでなく10〜20代の若い女子も多い。ほとんどはカメラを首からぶら下げていた。追っかけかな。恐らく最高齢は私と一緒に行った友だちの2人だった(笑)。

 

 劇場入り口右手前でチケットを発券してもらう。そういや、この劇場は何時間まで続くのだろう?グッズを売っているスタッフに聞くと、「最低4時間」と言われた。「おいおい、終わるのが23時かよ、トイレ休憩とかどうするんだろ?」と心配したが、途中で自由に出入りできることがわかったので、そこは杞憂で終わった。

 グッズ売り場の反対側で人だかりができていたから、様子を見に行くと、今日の主役の盧静がファンと握手会をやっていた。アイドルも大変だ。

 

 ところが19時を過ぎても劇場の門が開かない。近くの閉店中のレストランの椅子で待つこと50分、ようやく劇場の入口が開き、入場が始まった。ここでもパスポートを見せて、入り口で再入場者を識別できるようにペンライト用の無色の印を手の甲に押されたほか、パキッと折って発光させる黄色い蛍光棒を2本もらった。


 なお、後で知ったことだが劇場内は撮影禁止。知らずにスマホで撮っていたら他のファンから注意を受ける。

 立ち席は、左右の柱があるエリアで、2列ある前と後ろには手すりがあり、そばにはそれぞれ大型TVカメラが1台ずつあった。


■立ち席の利点はアイドルとのアイコンタクトが頻繁に発生する

いよいよ公演開始。撮り続けると周りのファンから注意を受けた

 公演は大体20時よりスタート。14人のチームNⅢが登場した。最前列から舞台の女の子までの距離が3mぐらいしかない。どこかで「见面会」と聞いたが、本当に身近にアイドルを観ることができるからこの言葉も納得がいく。

 

 グループNⅢが最初に歌い終わった後は各メンバーの最近の出来事を絡めた自己紹介がはじまる。その後、2〜6人のメンバーがユニットを組んでトークや歌、ダンスなどを披露する。この間トイレ休憩に外に出ていっても問題はない。

 後半になると、主役の盧静が中心として歌やダンスが披露され、熱狂的なファンたちはリズムに合わせて黄色く発光した蛍光棒を振りかざしていた。一部の声援は広東語も混じっているが、狼の遠吠えのようにちょっと物悲しげに聞こえたし、何故か日本語交じりの声援もありちょっとビックリ。

 

 最初は軽〜い気持ちで観に行ったが、恥ずかしながら必死で歌やダンスを披露する彼女たちに感情移入しかけた。立ち席のそばにTVカメラがあるが、カメラに赤い点が光ると一部の彼女たちはそちらに目を合わせてくる。カメラの近くに立っていると、向こうもカメラに向かってカメラ目線で合わせてくるため、一瞬とはいえ何度も目が合う機会に恵まれたからこちらもドッキドキ。「いい歳こいて」と笑われそうだが、あそこまで目が合えば入場料は十分元を取れた(笑)。


■40代の人たちはぜひ見て欲しい

23時過ぎに終わったあとは、チームNⅢの女の子全員が参観者全員にハイタッチしてくれる

 今回参観したGNZ48のチームNⅢのメンバー構成をウィキペディアで見た。10代の子もいるが20代の子も結構いる。

 3チームあるうち、チームGとチームNⅢは上海のSNH48からの転籍組が多く、チームZは広州生え抜きの子で占められている。

 SNH48は広州よりもずっと早く設立しているので、広州に来たということは悪い意味で都落ち。ポジティブに言うなら、頑張れば上海に返り咲くチャンスもあるということ。

 この日の主役である盧静も一生懸命身体を動かし声も張り上げていた。彼女たちの置かれた状況を40代のサラリーマンに置き換えるとよく分かる。

劇場が終わった後でも、この日の主役だった盧静は最後までファンサービスを忘れなかった

 今や日本の40代以上は超氷河期の就職活動を経験している、うまく進んでも大手各企業では45歳以上を対象としたリストラが行われているという暗いニュースを毎日見ている。働くという場で自分のパフォーマンスを発揮できる機会がなければ将来の道は閉ざされるし気持ちも暗くなる。

 しかし、GNZ48のチームNⅢのパフォーマンスを見ると、洒落ではないが本当に勇気をもらったと実感する。あの動き、あの笑顔、あの歌唱力。ファンにとってはステージで活躍する彼女たちの笑顔が元気になり、明日も頑張ろうという気持ちをもらえば、自ずと応援したくなる気持ちが湧き出てくる。


 五里霧中の将来を嘆くより、次の機会を狙いパフォーマンスを発揮するべく必死で頑張っているアイドルユニットを観て応援することで(表面だけでも)自分たちももっと頑張れると錯覚できる気持ちが面白い。勇気をもらうとはこういうことか!

 

 広州で頑張る40代以上の人たちは一度観に行くと人生観が変わるかも。

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