【お子さん同伴の保護者は必見!】広州到着から自宅隔離申請への流れ
9月以降、中国渡航ビザ制限の緩和、フライト便の増発などで広州に戻って来る日本人の方も増えています。そのなかには、14日間の隔離生活が厳しいと思われる糖尿病や高血圧といった持病を持つ方や70歳以上の老人、妊婦、14歳以下のお子さんと同伴の保護者も含まれていると思われます。そういう方たちの中ですでに広州に自宅のある方は申請次第では隔離施設で数日間過ごし、残りの期間を自宅隔離で過ごす手段もあります。
慣れない環境での隔離生活より住み慣れた環境での隔離生活の方がストレスも溜まりづらいし、何より気持ちが楽になるでしょう。今回は、広州到着から自宅隔離までの流れをフローチャート形式でお届けします。小さい子どもがいて、これから広州に戻られる予定の方は参考にしてみてください。
※この記事は9月、10月に広州に入国した方の体験を基に編集しています。隔離施設によって対応が異なるケースもありますのでご了承ください
自宅待機のイラスト(女性)、いらすとやより
① 空港到着時にPCR検査を行う。
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② 結果が出る前に政府指定の隔離ホテルに移送。どこのホテルになるのかはこちらでは決められない。
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③ 隔離ホテルチェックイン※のとき、子どもがいる家族には写真1の「承諾書」をもらい、その場もしくは翌日の検温のときに提出する。
※チェックインの際ホテル代は14日分を一括で払うが、現金の人民元か微信支付(WeChat Pay)で支払える。外国のクレジットカードを取扱っていないホテルもあるため、初訪中の方は日本で最低でも7000元ぐらい(1泊500元×14日)の現金を用意しておいたほうがいい
写真①の承諾書
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④ 隔離ホテルに到着してから1~2日後にPCR検査結果が来る。陰性なら申請ができるがホテルによってはPCR検査の陰性結果証明書を出さず、同じ期間に同じホテルに滞在する隔離者の微信のグループチャットで「陰性でした」のみ知らせることがある。けれども訪中した方たちのPCRの陰性結果は医療機関や政府機関の間で情報共有される。
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⑤ 陰性結果が分かると、隔離施設のスタッフが検温のときに写真2の自宅隔離申請用紙(居家隔離申請書)と写真3の自宅隔離医療観察承諾書(居家隔離医学観察承諾書)の2枚を持ってきてくれる。こちらは本人がすべて書きこみ翌朝の検温までに提出する。
写真2の自宅隔離申請用紙(居家隔離申請書)
写真3の自宅隔離医療観察承諾書(居家隔離医学観察承諾書)
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⑥ 自宅隔離申請用紙は、隔離ホテルを通してホテル常駐する政府関係者に申請する。
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⑦ 政府から申請者が元から住んでいたエリアのコミュニティ政府(街道、社区など)に自宅隔離申請があったという連絡が行き、コミュニティから申請者が住んでいるアパート管理の担当者(例:友和アパートにお住まいの申請なら地元の粤墾社区から友和アパートの担当者)に連絡が行く。
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⑧ アパート担当者は、コミュニティ政府に申請者の方の情報を提供する。政府が聞いてくる内容は、申請者のお部屋の情報(部屋番号)、住んでいる部屋が自宅隔離に適応しているか、自宅隔離が決まった場合、先にこの家に住んでいた家族が、その部屋に住むのか住まないのかなど。もし一緒に住むと隔離対象となるため大体は短期でサービスアパートを借りて隔離解除まで別々に過ごす。
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⑨ 担当者からコミュニティ政府に上げた情報は、その上の政府にも上がり審議する。
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⑩ 政府に上げた自宅隔離の審理日数は1~2日。国慶節といった大型連休の間に申請すると、許可が出るのも遅くなる。
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⑪ 自宅隔離の申請が通ったら、政府が自宅までの車を手配してくれる。車代は政府が負担。隔離解除の日まで残りの期間を自宅で過ごす※。※途中で隔離施設から自宅隔離に移るとき、残りの宿泊費は後で返金してもらえる。すでに中国で暮らしたことがある日本人は退出の際、ホテル側から微信支付でお金を受け取っていた
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⑫ 広州に到着して隔離13日目辺りで2度目のPCR検査を行い、陰性なら隔離14日の未明か15日の早朝に隔離解除される。例えば、10月7日に広州に来た方は隔離13日目にあたる20日にPCR検査を行い、陰性結果なら21日には隔離解除となる。
皆さん、自宅隔離になってもらえるといいですね。
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