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【逆襲】天津産のアニメ「一人之下the outcast」が日本でも人気に

2016-08-16 人民網日本語版 人民网日文版



中国のアニメ「一人之下the outcast」(ひとりのしたジアウトキャスト)は、中国のネットプラットホームで1カ月前に配信開始された。それとほぼ同じ時期に、日本のTOKYO MXでも毎週土曜のゴールデンタイム午後9時から放送されるようになった。これで、日本進出を果たした中国のアニメは、「霊剣山星屑たちの宴(原題:從前有座霊剣山)」に続いて2作目となる。さらに「一人之下 the outcast」は、欧米の動画サイトでも注目を集めている。あまり知られてはいないものの、この大人気アニメは「天津」で生まれた。

 

中国国内外で大ヒットした「天津産」の「一人之下」


「一人之下」を製作した天津動漫堂芸術発展有限公司の李盈総経理は取材に対して、「『一人之下』のウェブ漫画版は2015年から連載が始まり、累計クリック回数は14億回を超えている。超人気作品で、真の大ヒット作となっている」と話した。

 

同作品は79日に、TOKYO MXで放送が始まり、第1話が日本最大級のアニメ見放題サイト「dアニメストア」のデイリーランキングで6位に入った。そして、正規版は中国語と日本語しかないため、欧米のアニメファンは自分たちで字幕を付けて観賞するなど、海外で瞬く間に大ヒットとなった。日本でゴールデンタイムに放送されるようになったことについて、李総経理は、「『一人之下』をアニメ化した当時から、当社のチームには海外に進出するという構想があった。同作品には中国の伝統文化がたくさん盛り込まれている。海外では中国の要素は非常に人気がある。今後、漫画版も海外で発売する計画で、既に韓国や欧州の出版社と話し合いを始めている」と説明した。

 

 

 

「一人之下」の原作者・高安さん(ペンネーム:米二)

 

ストーリーは伝統文化に根ざすべき


どうしても避けられないのが、中国と日本のアニメの作風の比較だ。「一人之下」の原作者高安さん(ペンネーム:米二)は取材に対して、「もちろん、日本のアニメの影響を受けている。でも、それは画風の面に関してだ。私に大きな影響を与えたのは、沙村広明、富樫義博、岸本斉史の3人。でも、最終的に画風の面で、岸本斉史の作風を取り入れているのはシンプルで一番簡単に描けるから」と率直に語ったものの、「ストーリーの点では本当に何の影響も受けていない。日本の漫画は好きだが、その世界観、価値観、人生観は好きではなく、受け入れられない部分さえある」とした。李総経理は、「アニメ産業が非常に発達している日本のアニメは、今ある全てのアニメの作風をカバーしていると言える。日本のアニメの画風の影響はとても大きく、どんなものを描いても日本のアニメにそれと似たものを見つけることができる。しかし、そのストーリーは自国の文化に根ざしていなければ、花を咲かせることはできない」との見方を示す。

 

 

 

徐静蕾の微博(ウェイボー)のスクリーンショット

 

「一人之下」の宣伝ポスターには、女優徐静蕾(シュージンレイ)の名前が「顧問」として書かれている。李総経理によると、「徐静蕾は単なる『顧問』ではなく、計画中の実写版映画のメガホンも握る予定」としたほか、「初め徐静蕾と連絡を取ったのはビジネスの面で協力してもらうためだったが、『一人之下』の全てのストーリーを見た彼女は非常に気に入り、実写版映画を製作することを決めた」と明かした。

 

 

 

「一人之下」の原稿

 

「逆襲の第一歩」 天津には優秀なアニメ人材が豊富


多くの中国の80後(1980年代生まれ)や90後(1990年代生まれ)に、日本のアニメは大きな影響を与えている。今回、「一人之下」が日本でゴールデンタイムに放送され、他の国でも注目されるようになっているのは、多くのネットユーザーの目には、「中国アニメの華麗な逆襲」と映っているかもしれない。

 

そのような見方に関して、李総経理は、「逆襲できたというにはまだ早いが、逆襲の第一歩を踏み出したということは言えると思う。もし、日本や欧米のアニメ産業を空高くそびえる木に例えるなら、中国のアニメ産業はまだ小さな木にすぎない」と冷静に分析し、「だから、さらに多くの中国の傑作漫画やアニメを海外に進出させなければならない」と語っている。

 

実際には、天津のアニメ会社から大ヒットアニメが生まれたのは決して偶然ではない。李総経理は取材に対して、「天津にはアニメの良い土壌がある。現在、中国最大のアニメ拠点は、杭州と天津の2カ所。現在、中国のアニメの発展環境は『最も良い時代』にあると言える。大きな資金がこの産業に常に流れ込み、コピー版撲滅などの政策サポートもあり、今の環境は特に良い」との見方を示した。

 

取材の最後に李総経理は、「『一人之下』の海外進出は、単なるアニメ作品の輸出ではなく、文化の輸出でもある。『一人之下』には多くの中国の伝統文化が盛り込まれているので、ある意味、同作品は中国伝統文化の宣伝になっている。そのため、このような中国文化が詰まったアニメ作品がさらに大きな舞台へと羽ばたいて行くことを願っている」と語った。


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