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【協力】第8回中日韓外相会議開催 「隣人はパートナー」が中日韓協力のポイント

2016-08-25 人民網日本語版 人民网日文版



王毅外交部長(外相)は24日に日本東京で、日本の岸田文雄外相、韓国の尹炳世外相と共に8回中日韓外相会議に出席した。

 

王外交部長は「昨年11月に三国の首脳会議が3年ぶりに再開された。これは三国協力に新たな重要なチャンスが生じたことを示している。中日韓は東アジアの三大エコノミーであり、東アジア経済の発展促進、東アジア地域協力の先導、地域の平和と安定の維持に重要な責任を担っている。三国は『歴史を直視し、未来に向かう』精神に基づき、困難を克服し、妨害を排除し、共通認識を積み重ね、協力に焦点を合わせ、三国協力が正しい方向に沿って安定的に発展するよう確保すべきだ。次の段階で三国は政治的相互信頼を積み重ね、実務協力を展開し、人々の交流を強化し、持続可能な発展を推進し、『四輪駆動』によって三国協力の踏み込んだ推進を促進し、東アジア協力に新たな原動力を注ぐべきだ」と指摘。

 

「中国は杭州でG20サミットを開催する。中日韓は共にG20の重要な構成国だ。中国側は日韓と意思疎通や協力を強化し、今回のサミットが自信を強め、共通認識を凝集し、方向を導く会議となるよう後押しし、世界経済の成長促進、世界経済ガバナンスの整備にしかるべき貢献を果たすことを望んでいる」と表明した。

 

岸田外相と尹外相は「三国協力は地域の平和安定繁栄の実現に寄与し、重大な意義がある。昨年の首脳会議後、三国は会議の共通認識を積極的に実行に移し、協力は積極的な成果を得た。三国は今後一層協力を強化し、二国間関係の改善に助力すべきだ。三国の自由貿易圏交渉を加速し、地域の包括的経済パートナーシップ協定交渉の期日通りの妥結を後押しするべきだ。多くの民衆の目に見える事業を掘り起こし、三国が相次いで五輪を開催する機を利用し、経験を分かち合い、協力を展開するべきだ。テロ対策、中東など国際問題で協力を強化するべきだ。年内に開催される一連の国際会議で意思疎通と協力を強化するべきだ。年内に中日韓首脳会議を開催するために必要な条件を整えるべく努力するべきだ。日韓両国は中国側がG20杭州サミットを成功させることを支持する。サミットが重要な成果を得るよう共に後押ししたい」との考えを表明した。

 

日本の安倍首相が王毅外交部長と会談

 

日本の安倍晋三首相は24日、第8回中日韓外相会議に出席した中国の王毅外交部長(外相)、日本の岸田文雄外相、韓国の尹炳世外相と会談した。


安倍首相は「日中韓三国の経済規模は世界の5分の1を占め、地域の平和と安定を維持する重要な責任を担っている。三国が協力を保つことがとりわけ必要だ。三国が今回の外相会議の成果をしっかりと実行に移し、年内の首脳会議開催に向けて積極的に準備し、さらに二国間関係を改善し、地域の発展を促進することを希望する。日本側は長期的観点から、中国側と戦略的互恵関係の方向に沿って、信頼を強化し、対話を強化し、溝を管理コントロールし、未来志向の日中関係構築のために努力したい。近く開催されるG20杭州サミットは世界経済の持続可能な発展にとって重大な意義を持つ。中国でサミットに出席することを待ち望んでいる。日本側はサミットの成功を祈るとともに、できる限りの協力をしたいと考えている」と表明した。


王外交部長は「中日韓三国は相互関係に困難がある中で今回の外相会議を開催し、三国協力の基調と勢いを保った。中国側はこのために政治、経済貿易、人文化、持続可能な発展の促進という『四輪駆動』協力を主張した。中国側は日本側がG20構成国としてサミットの成功に積極的、建設的な役割を発揮することを歓迎する。今年は中日韓三国が共に参加する一連の重要な多国間会議も開催される。中日韓三国が『歴史を直視して未来に向かう』精神に基づき協力を強化し、地域の平和的発展及び相互関係の改善に努力することを希望する」と表明した。


「隣人はパートナー」が中日韓協力のポイント

 

中国、日本、韓国の協議を経て、第8回中日韓外相会談が24日に日本東京で行われた。歴史問題や外部要因の影響を受けて、東アジア地域情勢にはしばしば起伏がみられる。こうした背景の下、中日韓3カ国がこのたびの会談でそれぞれの関心事を適切に処理し、地域の交流協力を引き続き推進し、3カ国協力の健全で安定した発展を推進し、東アジア協力に新たなエネルギーを注ぎ込むことが期待されている。

 

中日韓外相会談は3カ国協力の年次通常多国間会議で、今回は昨年に3カ国の外相が再び一堂に会して以来初の会合となる。中国から事前に、外交部(外務省)の劉振民副部長がチームを率いて中日韓外務高官協議に出席し、会談に向けて準備を進めてきた。中国側はこのたびの会談に対して誠意を示したといえる。

 

1つの籬には3本の杭が必要」と言われるように、3カ国の協力が平坦な道のりを歩むためには、中日韓3カ国が同時に誠意を示し、心を一つにし力を合わせ、東アジア地域一体化の停滞と安全保障をめぐる相互不信の苦境をともに抜け出すことが必要になる。


中日韓の経済的つながりと人的文化的交流は3カ国協力における比較的活発な部分であり、地域一体化には大きな可能性がある。2012年には3カ国が中日韓自由貿易協定(FTA)の交渉をスタートすることで合意し、中日韓投資協定に調印した。1511月には第6回中日韓首脳会議が韓国ソウルで行われ、東アジア地域の協力に新たな活力が注ぎ込まれた。このたびの外相会談で、中日韓は首脳会議の成果を積極的に実行に移し、中日韓協力の勢いを引き続き確固としたものにし、東アジア地域一体化プロセスを後押しし、2020年に東アジア経済共同体を構築するとの目標を達成するよう努力する必要がある。これは3カ国それぞれの発展に関わるだけでなく、地域の平和繁栄と密接な関係もある。

 

現在、中日間、韓日間の歴史問題といった敏感な問題が依然存在するだけでなく、安全保障問題も中日韓協力を影響させる要因になっている。長らく続いた冷戦が東アジア協力に色濃い影を落としている。冷戦終結から時間が経つが、「残された毒」はまだ消え去っていない。一部の外部勢力は同盟関係にいまだに未練を残している。最近、ある学者が、「冷戦思考の蔓延を放置すれば、北東アジア地域はより多くの不確定性に直面することになる」と警告を発した。したがって、関係者はただちに過去の冷戦思考を放棄し、安全観の食い違いを乗り越え、共同、総合的、協力、持続可能な安全に基づく協力の新たな道を模索し、その道を歩まなければならない。

中日韓は隣人であり、仲良く共存し、「あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる」といえる運命共同体を形成する必要がある。中国の平和発展は隣国にとって挑戦ではなくチャンスであり、ゼロサムではなくウィンウィンである。

 

友人は選べるが隣国は選べない。中日韓は地理的に近く、人々の関わりは深く、文化的に通じ合い、天然の協力の基盤があるといえる。隣人と仲良くし、隣人をパートナーとすることは中日韓協力のポイントといえる。今回の外相会談には各方面から期待が寄せられており、日韓両国が中国と同じように、十分な善意と誠意を示して、3カ国、東アジア、世界の平和発展にふさわしい貢献をすることを願う。


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