【審美】ミス・ワールド日本代表に「基準がよく分からない」の声 美的センスも多元化?
「十人十色」という言葉があるように、国や文化によって、美的センスも異なり、本来それを基準化する必要はない。しかし、日本では近年、ミスコンテストのグランプリの顔面偏差値が、まれにみるほど度々ネットユーザーの間で論争の的となっている。
吉川プリアンカさん
5日、「ミス・ワールド2016」の日本代表に東京出身でインド人ハーフの吉川プリアンカさん(22)が選ばれた。吉川さんは、12月に米首都ワシントンで行われるミス・ワールド世界大会に出場する。しかし、日本のネットユーザーの目には、「特別美人ではない」と映ったようで、「美人コンテストの基準がよく分からない」などの声が上がっている。
吉川さんは、身長176センチで、日本語と英語を話すことができるほか、ゾウの訓練士としての資格も持つなど、決してただの「お飾り」ではない。しかし、「顔が日本人らしくない」、「インドの代表じゃない?」、「言われないと、日本代表とは分からない」など、懐疑的な声がたくさん上がっている。
本郷李來さん
日本代表にブーイングが上がったのは今回が初めてではなく、2014年1月にも、当時21歳で才能に満ちた本郷李來さんが、2014年ミス・インターナショナル日本代表に選ばれたものの、ネット上では「ブサイクすぎる」と話題になってしまった。
松野未佳さん
このようなブーイングは、有名人などの家で育った「お嬢様」でも避けられない。例えば、「ミス日本2016」で、グランプリに選ばれた慶応大学文学部2年の松野未佳さんは、大物政治家である維新の党・松野頼久代表が父親であったものの、ネットユーザーから、「金のにおいがする」、「ミス日本のステータスも落ちた」など、厳しいツッコミが寄せられた。
実際には、日本は世界でも最も「美」を愛する国で、毎年、各種ミスコンテストが行われている。ただ、審査基準が異なり、グランプリの顔面偏差値もさまざまだ。目を疑ってしまうような結果になることも少なくない。
基準が定まらない現在のコンテストと比べると、昔は日本でも、美女というと、肌が白く、ふくよかな体型で、丸顔で、目が細く、髪が長いというようなより明確な基準があった。
しかし、時代が変わり、いろんな文化が入り混じるようになり、人々の美的センスにも変化が起きており、「美」に対する理解も多元化している。ただ、これほど多くのブーイングの声が上がっているということは、反省すべき点があるのかもしれない。
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