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【公式】「咬文嚼字」 2016年度流行語トップ10を発表

人民網日本語版 人民网日文版 2016-12-29



「言葉の森のキツツキ」という別称をもつ上海の雑誌「咬文嚼字」編集部が14日、2016年度流行語トップ10を発表。「供給側(サプライサイド)」、「工匠精神(職人精神)」、「洪荒之力(究極のパワー)」など今年話題になった言葉がトップ10入りを果たした。新華網が伝えた。

 

1.供給側(サプライサイド)

 

201511月に開催された中央財経指導グループ第11回会議において「供給側の構造改革」を強化する方針が打ち出された。その後、「供給側」という言葉を世間で頻繁に耳にするようになった。供給側の構造改革の推進は、経済発展の「新常態(ニューノーマル)」に適応し、それをリードする上での重大革新であり、国際金融危機発生後の総合的な国家力競争の新局面に適応するための選択肢でもあり、中国の経済発展が「ニューノーマル」に向かう上で必然的な条件でもある。供給側の構造改革は、改革を全面的に深化させる方向を示しており、人々から大きな期待が寄せられている。

 

2.工匠精神(職人精神)

 

「職人精神」とは、工芸職人がその「ものづくり」に対し、精緻さや細やかさ、究極まで追求する理念を指し、製造の全プロセスと製品の細部に至るまでこだわり、完璧を目指す精神を指す。2016年「政府活動報告」では、各企業が、独自のカスタムメイドと柔軟性の高い生産体制を備え、徹底的にこだわりを追及する「職人精神」を培うことを奨励している。これをうけて「職人精神」という言葉が急速に広まり、製造業界におけるホットワードとなった。

 

3.小目標(小さな目標)

 

万達集団の王健林董事長は、テレビ番組の取材をうけた際に、「世界一の大金持ちになりたいという考えを持つことは正しい。だが、まずは一つの達成可能な『小さな目標』を持つことが必要だ。私の場合、それは『1億元を稼ぐ』という目標だった」と語った。この発言に深く感銘したネットユーザーたちはこの動画をネット上に転載した。そしてこの「小さな目標」という言葉は注目を集めるようになると、本来の意味とは正反対の意味を持つようになっていった。つまり、一般人では到底達成不可能な「大きな目標」を指し、そこから一生かかっても達成できない目標というネットユーザーたちのダジャレと自嘲の気持ちを含んだ意味へと変わってしまったのだ。

 

4.洪荒之力(究極のパワー)

 

20168月、リオデジャネイロ五輪において、中国代表の傅園慧選手は、競泳女子100メートル背泳ぎ準決勝で自己ベストを更新する素晴らしい泳ぎを見せ、決勝に進出した。準決勝終了後のインタビューで彼女は「もう究極のパワーを出し切りました」と話し、中国全土で大きな話題となった。その後「究極のパワー」はあらゆるシーンで頻繁に使われるようになった。主に想像をはるかに超える強大なエネルギーを形容する際に用いられ、中国人がこの1年、「必死に頑張った」ことを体現している言葉と言えるだろう。

 

5.吃瓜群衆(野次馬)

 

瓜子(ヒマワリやスイカの種など)を食べながら、人の話を聞いたり、雑談にふけることが多い中国人。そんな日常的な人々の様子を表したこの言葉が、一部のネットユーザーたちを指す言葉になっている。ネット上では誰かがトピックなどをあげると、多くの人がコメントを付けたり、自身の意見を述べたり、またはそのトピックとはあまり関係のないコメントを付ける人々がいる。2016年はそのなかで「発言せず野次馬見物をするだけ」の普通のネットユーザーたちに「吃瓜群衆」という名がつけられた。

 

6.友誼的小船、説翻就翻(友情の小船は転覆するときには転覆する)

 

20163月に漫画家の「喃東尼」さんが微博(ウェイボー)上に、「友情の小船は転覆するときには転覆する」というタイトルの漫画を発表。それは仲良しの可愛らしい2羽のペンギンが一艘の小船に乗っているところから始まるストーリーで、片方のペンギンが痩せたからなどといったちょっとした理由から、小船がたちまちひっくり返ってしまうというオチになっている。この漫画は瞬く間に人気を集め、ネットユーザーたちは次々に新しいネタを考え出し、一時期まさに「転覆モノ」作文コンテストと言った様相を呈したほどだ。

 

言語学者は「友誼的小船」はかつて中国で一世を風靡した米ドラマ「フレンズ」からモチーフを得ているかもしれないと指摘している。同ドラマでは「絶対に沈まない船ってなんだと思う?フレンドシップ」というユニークなセリフが使われているからだ。

 

7. 葛優瘫(葛優座り)

 

20167月、俳優の葛優(グオヨウ)がソファーの上で力なくだらっと座る「葛優座り」のスタンプがネット上に登場した。それはかつて人気を博した中国のファミリー連続ドラマ「我愛我家」のワンシーンを使ったスタンプで、このスタンプの人気が高まったことで、ネットユーザーはこのような座り方を「葛優座り」と呼ぶようになった。

 

8.套路(人を陥れる計略)

 

もともと中国武術における練習方法のひとつを指す言葉だった「套路」だが、2016年にネット流行語の一つとなったこの言葉には新たな意味が加わった。それは緻密に考えられた人を惑わす言葉や行為を指し、「ペテン」や「人を陥れる計略」のような意味で使われる場合もある。

 

9.一言不合就xx(意見が合わなければ)

 

言語学者によると「一言不合」の本来の意味は「話が全く合わないこと」だったが、現在では流行語としてその使用範囲が広がりを見せ、主に「わがまま」や「ちょっとしたことですぐに」といった意味で使われるようになってきているという。

 

10.藍痩、香菇(青くて細いキノコ)

 

201610月、広西チワン族自治区南寧市に住むある青年が失恋し、「辛くて泣きたい。本当なら今日は喜びに溢れた一日だったはずなのに、君はどうしてそんなことを言うの?もう辛くて泣きたい」とその気持ちを吐露する動画をネット上にアップした。ところが彼が話す広西方言では「難受、想哭(辛くて泣きたい)」が「藍痩、香菇(青くて細いキノコ)」と聞こえてしまい、そこから2016年に人気となったこの言葉が生まれた。言語学者は「『藍痩、香菇』の流行はゲーム感覚で自分を表現する傾向がある今時の若者の心理にマッチしたためだろう。また言葉そのものが面白い上、ビジュアル化されたこともヒットした原因だ」と分析している。


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