【区切り】1992年生まれは「ミドルエイジ・クライシス」?年齢区分にはばらつき
「ミドルエイジ・クライシス(中年の危機)」に関するある文章が、この2日間、ネット上で話題の的になっている。同文章によると、青年の年齢区分を幸福感に基づいて「15歳から24歳まで」に再定義することについて、国連も公式微博(ウェイボー)上で肯定しているということだ。これに対し、多くのネットユーザーは、「1992年生まれでもう中年なんて!」と驚きの声を挙げている。
文章によると、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学が取りまとめた全国調査の結果、オーストラリア人の幸福度や生活満足度は、年齢の変化にともないU字型の曲線を呈し、「15歳から24歳まで」および「75歳以降」の2つの年齢段階でピークが表れていることが判明した。
調査の結果に、ネットユーザーらは、「では1990年以降生まれは軒並み中年の部類に入るのか!」と驚きの声を上げた。
国連公式微博による彼らに対する答えは、「『青年』の年齢区分について、国連は、15歳から24歳までと定義している」というものだった。
ある専門家は、「国連総会が『青年』の年齢区分を15歳以上24歳以下と定義したのは、1985年に国連が『国際青年年』活動を展開したのがきっかけだった」と指摘した。
中国ではこれまでに、以下の年齢区分が設けられてきた。
古代:「子供」は12歳までとし、12歳以上を「少年」と呼んだ。20歳に達すると「青年」とみなされるが、18歳以上を青年とする見方もある。30歳で「中年」となり、40歳で「壮年」とみなされる。そして50歳以上は「老年」と見なされる。
1980年代:「子供」は18歳まで、「青年」は18歳から40歳、中年は「41歳から65歳」。また、「壮年期(41-48歳)」、「穏健期(49-55歳)」、「調整期(56-65歳)」、「老年期(66歳以降)」という分け方もあった。
現在:「青年」は、「18歳から34歳」、中年は「35歳から59歳」、老年は「60歳以上」と区分されている。
1994年以前:「子供(0歳―6歳)」、「少年(7―17歳)」、青年(18歳―40歳)」。青年期は「思春期(18―28歳)」と「成熟期(29―40歳)」に分けられた。「中年(41―65歳)」、老年(66歳以上)。
WHO(世界保健機関)による年齢区分:「青年」は44歳以下、「中年」は45歳から59歳、「准高齢者」は60歳から74歳、「高齢者」は75歳から89歳、「超高齢者」は90歳以上。この5段階区分によって、人間の老衰期は10年間延びた。
おススメ
ドキュメンタリー「上空から見る中国」が美しいとネットで大人気
【中国と共に生きる 第26回】「『着るアート』である着物の魅力を中国の人々に」五十嵐綾子さん
本微信号内容均为人民网日文版独家稿件,转载请标注出处。