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【絶賛の声】ドラマ「カルテット」、「ありふれた日常生活」が「マニアック」に

2017-03-22 人民網日本語版 人民网日文版

  日本の1月スタートの冬ドラマの中で、中国のネット上では、マニアック路線で一番おもしろいと好評を博しているのがドラマ「カルテット」。今週火曜日21日、最終回を迎えた。

 同ドラマにおいて、脚本家の坂元裕二は、再び「小さなことを大きな問題」にする作風を徹底している。

 

 展開が遅く、セリフがくどいのに、見ていて決して苦にならないところがおもしろい。「唐揚げにレモン」を「かける派」か「かけない派」なのかが重要なのではなく、多くの人が思う当たり前にはあてはまらない個性に対して、思いやり、尊重すべきではないかということを強調しているのが同シーンの目的だ。


「ありふれた日常生活」が「マニアック」となる新たな流れ

 ドラマの革新とは、往々にして「マニアック派」のドラマがきっかけでおきる。純愛ドラマが大ヒットしていた1990年代に、日本では「世にも奇妙な物語」のルーツとなった「奇妙な出来事」が深夜ドラマとして放送されていた。同ドラマのポイントは「奇妙」。1話完結の同ドラマでは、毎回、意外な展開が待っており、不思議な結末を迎える。実験的に放送されたこのくせもの系のドラマは、意外にも若者の間で大人気になり、個性派ドラマブームの火付け役とさえなった。

演奏が始まると、これまでの同ドラマの名言

「ひとを好きになることって、絶対に裏切らないから」

「みんなのちゃんとしていないところが好きなんです」

「泣きながらご飯たべたことがあるひとは、人生生きていけます」


 番組の人気が高まるにつれて、その意外なストーリー展開のルールが視聴者たちによってまとめられるようになってくるが、マニアック路線のパラドックスは却ってさらにその特異さを増していくことになる。つまり、ある種のマニアックさが成功することで、さらに新しいマニアックを切り開いていくことになるのだ。そして事細かに今までにない形式のマニアック路線を選ぼうとした場合は、往々にして失敗に終わってしまい、まるで「無策の策」こそが究極の必殺技となると言ってもいいほどだ。そして、こうした予想外の展開の後にきたものが、「ありふれた日常生活」が「マニアック」になるという新たなスタイルだ。「カルテット」はこのような潮流における典型的な存在であることは間違いない。


 結婚生活において、「愛」はどのように少しずつ薄れていくのだろうか?第三者の介入や妻の母親や姑らによる粗探しが無くても、ほんのちょっとしたことがきっかけで壊れてしまう。結婚後も恋人感覚でいたい夫と、飾る必要のない本当の家族になりたいと願う妻。そのようなちょっとしたすれ違いが少しずつ夫婦の溝を広げていく。その背後には、男性と女性では結婚に求めるものや夫婦に対する理解が異なっているという問題がある。

万人受けの「定番」は時代遅れに

 実際のところ、「マニアック路線」はすでにここ数年、世界的にもテレビ界の大きな流れとなっており、ありふれた日常生活の中から発想を得て、その奥深い意味を探るのが味のあるドラマの基準の一つとなっている。

 子供のころは、サディスティックな作品が好きで、大人になってからはありふれた日常生活を描く作品が好きになった


というある漫画家のコメントがこの疑問に対する正しい説明となっている。


 事実、内容のリアルさや製作における派手さというものは、往々にしてその製作者がありふれた日常生活をどれだけ深く掘り下げているかにかかっている。人々にとって、最も強烈な羞恥心や敗北感、ネガティブな感情や難解な問題の解決策は往々にしてごく普通の生活の中にある。(文:張禎希。文匯報掲載)

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