【ふりがな付き】BRICS共同制作映画「Where has time gone？」 二人っ子政策に焦点

賈樟柯監督

新興(しんこう)5ヶ(か)国(こく)（BRICS）が共同制作(きょうどうせいさく)した映画(えいが)「Where has time gone？」が19日(にち)より中国(ちゅうごく)で上映(じょうえい)をスタートする。同映画(どうえいが)は中国(ちゅうごく)の賈樟柯（ジャ・ジャンクー）監督(かんとく)が総監督(そうかんとく)を務(つと)め、BRICS5ヶ(か)国(こく)の監督(かんとく)が「Where has time gone？」をテーマにそれぞれノンフィクション短編映画(たんぺんえいが)を制作(せいさく)し、1(ひと)つの長編映画(ちょうへんえいが)に仕上(しあ)げた。

16日(にち)に北京市内(ぺきんしない)で行(おこな)われた記者会見(きしゃかいけん)で賈樟柯監督(かんとく)は、同映画(どうえいが)を構成(こうせい)する5(いつ)つのショートストーリーについて、「ブラジルは、災害(さいがい)で崩壊(ほうかい)した地域(ちいき)で復興(ふっこう)の道(みち)を手探(てさぐ)りしていくストーリー。インドは、1(ひと)人(り)の孤児(こじ)と心(こころ)を通(かよ)わせ、忘(わす)れかけていた喜(よろこ)びを取(と)り戻(もど)す主人公(しゅじんこう)のヒューマンドラマ。ロシアは山奥(やまおく)に隠居(いんきょ)している夫婦(ふうふ)のすれ違(ちが)いと絆(きずな)の物語(ものがたり)。中国(ちゅうごく)は二人(ふたり)っ子政策(こせいさく)にスポットを当(あ)てており、ある古都(こと)に暮(く)らす夫婦(ふうふ)の第二子出産(だいにししゅっさん)を巡(めぐ)る葛藤(かっとう)が描(えが)かれている。南(みなみ)アフリカは、未来人(みらいじん)が人(ひと)としての暖(あたたか)かさを探求(たんきゅう)するストーリーとなっている」と紹介(しょうかい)した。

また賈樟柯監督(かんとく)は、「今回(こんかい)の制作(せいさく)を通(とお)して、更(さら)に自信(じしん)を得(え)ることができた。中国(ちゅうごく)の映画市場(えいがしじょう)は成長(せいちょう)を続(つづ)けており、現在(げんざい)は海外進出(かいがいしんしゅつ)の可能性(かのうせい)も広(ひろ)がっている。国際映画祭(こくさいえいがさい)などのイベントでしか上映(じょうえい)されなかった中国映画(ちゅうごくえいが)が今(いま)では海外(かいがい)との共同制作映画(きょうどうせいさくえいが)を企画(きかく)するようになり、中国映画(ちゅうごくえいが)が徐々(じょじょ)に世界(せかい)の舞台(ぶたい)へと歩(あゆ)みだしている。西洋(せいよう)も中国映画(ちゅうごくえいが)に期待(きたい)を持(も)ち始(はじ)めていることがわかる」と語(かた)った。

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