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他做了12年图书管理员,学习了十几种语言

人民網日本語版 人民网日文版 2022-04-08

 中国国家図書館で図書館司書として働く顧暁軍さん(41)は大変な語学好き。同館に勤務したこの12年で、とても難しいペルシア語やギリシャ語を含む十数ヶ国語を学んできた。そのため、ネットユーザーからは、「図書館の超人!」と呼ばれている。

今年初め、ドキュメンタリー「但是還有書籍(And Yet The Books)」で、顧さんがアルフォンス・ドーデの小説「最後の授業」を読んで、むせび泣きするシーンが大きな話題となった。

顧さんは、生粋の北京人で、首都師範大学の歴史学科を卒業した。ドキュメンタリーの監督が顧さんを見つけたのは、 コミュニティサイト・豆瓣の「顧さんを探している」という書き込みがきっかけだった。それは、国家図書館によく行くという人の書き込みで、「天然パーマで30歳過ぎの図書館司書。金属フレームの眼鏡をかけていて、やや小太り。早番の時もあれば、遅番の時もある。鼻がちょっと大きくて、いつもペルシア語を独学している」とその特徴が書かれていた。

実際には、顧さんは、ペルシア語だけでなく、ラテン語やギリシャ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語など、十数ヶ国語を勉強していて、どの言語もそれなりに話すことができるという。これらの言語を国家図書館に勤務したこの12年で独学したという顧さんは、「外国語を勉強している全ての人と同じで、まず始めに学んだのは英語。大学生の時には日本語も少し勉強した。しかし、西洋の古典文学を研究していくにつれて、欧州の言語により興味を抱くようになった」と話す。

「読書は僕の趣味。これを仕事とは思っていないし、学術研究のためでもない。ただ自分が興味がある世界を追求したいだけ」と話す顧さんは昨年までスマートフォンさえ持っていなかった。しかし、図書館に入るためにはスマホで新型コロナ対策で用いられている健康コードを提示する必要が生じたため、スマホに換えることにしたという。そして、「でも、まだ微信(WeChat)などのアプリはダウンロードしていない。スマホは主に、読書や電話をかけるために使っている。チャットをしたり、ショートメッセージを送ったりすると、思考が止まってしまう。読書は何時間も没頭しなければならないと思うから」と話す。

また、「普段は、図書館に読書に来た人にサービスを提供するのが仕事。本を探したり、借りたりするのをサポートしており、1日に大体数十人を案内している。仕事の合間には、椅子に座って本を読んでいる。また、通勤の地下鉄でも本を読んでいる」という。

 「白髪頭の高齢者が読書に没頭する姿に感動」

12年間にわたり図書館司書として働いてきた顧さんは、様々なタイプの読者を見てきたといい、「若い人の多くは試験の準備や論文を書く時の資料を探すために来ている。彼らは大抵大きなリュックを背負っていて、そこには参考書などがたくさん詰め込まれている。そして、ずっとノートに何かを書いている。こうした若者を見ると、学生時代を思い出す」と話す。

若者だけでなく、図書館に読書にやって来る白髪頭の高齢者も顧さんにとって印象深かったとし、「ある高齢女性が『四庫全書』を探していて、『若い時は読む時間がなかった』と話していた。それで、そのうちの数冊を探して渡した。どの本もとても分厚かったが、その女性はとても喜び、手をたたきながら、『四庫全書ってこんな本だったのね』と言っていた。その後、拡大鏡を使ってじっくりと読み始めた」と振り返る。

そして、「もう一人、図書館に来てロシア語を勉強している高齢女性がいて、今もはっきりと覚えている。以前、当図書館の1階には、外国語のレファレンスブックを集めたコーナーが設けられていた。こうした書籍は小説のように気軽に読めるものではなかった。そのため、そこで本を読んでいる人は少なかった。でも、その女性はそこに座って、ロシア語の百科事典を読んでいた。彼女が書いたロシア語の字を見たことがあるが、とてもきっちりとしたきれいな字だった。ひと目で一昔前の知識人とわかるような雰囲気を漂わせていた。そして来るたびに、静かに座って本の内容を何時間も書き写していて、そのノートはとても分厚かった。当時は邪魔をしてはいけないと思い、話しかけることはできなかったが、彼女の言語に対する熱い思いは僕と同じだと思う」と語った。

またある高齢男性についても振り返り、「2010年前後に知り合った。当時、男性は定年退職したばかりで、図書館に来ては、シェイクスピアの原書と中国語訳を比較しながら英語を勉強していて、分からないところがあると、僕に質問に来ていた。ある時、僕に英語のフレーズについて質問するためにわざわざ図書館に来て、質問し終えると、そのまま帰って行った。出口に向かっていくその男性の後ろ姿を今でも覚えている。とてもゆっくりと、すこしユラユラしながら歩いていたのは、ずっと熟考しながらだったからに違いない」とした。

そして、「あの年代の知識人たちの本に対する渇望には、本当に感動させられる。国家図書館で、読者にサービスを提供する図書館司書の仕事ができてとてもうれしく思っている。ここで、じっくりと読書をする時間も存分に楽しんでいる。本は、心の安らぎ、ある意味、スピリッツの自由をもたらしてくれると思う」とした。

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