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Jさんの「コロナ禍」渡航・隔離報告 「14+7+7(+1)」の真相 その4 ホテル隔離編(1)

耕雲/新山 LivAiA 2021-08-07

Jさんの「コロナ禍」渡航・隔離報告

「14+7+7(+1)」の真相

その4 ホテル隔離編(1)6/17~7/8


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前回の続き


日本料理店店主Jさん、61歳。生涯現役を目指し、100年人生後半戦は中国人に美味しい日本料理を知って楽しんで貰いたい――。そんな強い想いを胸に、かつて駐在生活を送った大連への渡航を目指す。しかし、時はコロナ禍。夢の実現に向けたスタートラインに立つまで、気が遠くなる「14+7+(+1)+7」の隔離生活も経験した。Jさんの中国渡航・コロナ隔離体験レポートをお届けする。(編集:耕雲|デザイン:新山順子)


Jさんのプロフィール  

日本料理店店主。東京都出身。長年の商社勤務で世界40か国を訪問、各国料理を堪能し、中国への単身赴任を機に調理に目覚める。定年前に休職し寿司職人学校と調理師学校を卒業する。サントリーソムリエスクール卒業生、一般社団法人和食文化国民会議個人正会員。


Jさんの渡航・隔離スケジュール    

6月9日:ビザ取得 <東京>

6月17日:渡航<成田―大連>

6月17日~7月8日 ホテル隔離<大連>

7月8日~7月15日 自宅隔離 <大連>



満室のホテル、がらんどうのホール

消毒液をたっぷりと荷物に振りかけられ、隔離先に向かうバスに乗り込む。バスは先発組(大連聖汐湾度暇酒店)は13時30分に、小職が乗車した後発組(大連昱聖苑国際酒店)は14時に空港を後にした。車内は運転席がプラフィルムで仕切られており、重々しい雰囲気がある。乗客は小職を含めて日本人が4人。移動中にWeChatのID情報を交換した。

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そうこうするうちにホテルに到着。降車後、再び消毒液をたっぷり荷物に振りかけられて館内へ入る。ホテルの床はプラシートで覆われ、ホテルスタッフは厳重な防護服に身を包んでいる。そのほかは、館内の施設が稼働している様子はなく、ホールはがらんどう同然だった。しかし、部屋はほぼ満室状態だったようで、300余りある部屋のうち260余室が埋まっていたという。ちなみに宿泊客の内訳は日本人90%、韓国人5%、中国人5%だったとか。

チェックイン時に日本語で書かれた宿泊の手引や日用品の注文リストが渡された。隔離中は部屋から一歩も出られないほか、ECの利用もできない。ホテルの部屋自体は申し分なく、NHKだけだが日本語のテレビ放送も入る。ネット環境も問題なし。有線、無線ともにOKで、事前にVPNに加入していたから海外サイトへの接続もできた。冷蔵庫が小さく、上部のフリーザーの冷気が冷蔵室にダダ漏れしていたのはちょっと気になった。長時間たつと中段は冷凍、下段は半冷凍になる。後でも触れるが給食のライスをタップに入れて保存するのには役に立った。


大連の隔離給食は上海よりうまい!?

欲を言えば、バスタブが欲しかったところだ。かつて中国に駐在していた頃、滞在年数とともにバスタブへの拘りがなくなっていったものだが、湯につかって身体を温めるのは、細胞を活性化させたり有害老廃物の排出を促したりするうえで有益だ。入浴の習慣が日本人の長寿の秘訣であることに疑問を挟む余地はないだろう。バスタブ、テラス付きのホテルに振り分けてもらえなかったのが悔やまれた。

 さて、外部からの差し入れが禁止されているなか、宿泊2日目の早朝には2週間分の日用品がまとめてドアの外に届けられていた。1日3度の給食の支給は手渡しでは行われない。ノックの音が配達の合図で、時間になるとドアわきに配置された椅子のうえに弁当が置かれる。食べ終わった後の容器は椅子付近の床に置くというルールになっていた。


給食は日本人客向けに調理された“日本食的”なメニューで、1週間で1巡する。大連は中国一の親日都市と言われるだけあって、このあたりは先進的だ。(隔離期間が短いメリットがあるものの、上海の隔離ホテルで提供される食事はまずいと聞いている)。ただ、昨年7月に隔離で宿泊した中国人客がネットに書き込んだ情報では、宿泊料金が1泊340元となっていた。日本人の宿泊客に対して食事の違い以上のプレミアムが付いているのは想像に難くない。

その5に続く


Jさんの「コロナ禍」  渡航・隔離報告  「14+7+7(+1)」の真相その1


Jさんの「コロナ禍」渡航・  隔離報告  「14+7+7(+1)」の真相  その2 渡航準備編


Jさんの「コロナ禍」渡航・隔離報告  「14+7+7(+1)」の真相  その3 【渡航当日編】








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