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日本SHOWROOM:新世代アイドル、メイドインライブ配信|東西全球観

EW Japan 东西文娱 2019-12-20

本文は東西ACGN研究グループが公開情報と独自のインタビューに基づいて編成されています
キーワード:日本|ライブ配信|vtuber|芸能事務


全球観コラム

グローバルなエンターテイメント業界に焦点を当てる


オーサー Koyo Tang
エダァタァ Panda Xi
グラフィックBoom Chen


はじめに

 

ストリーミングサービス(動画配信、ライブ配信など)の台頭は全世界でインフルエンサーマーケティングの発展を促した。日本では中国との状況は比較的に違う。日本では、ライブ配信はもっと強い影響力を発揮していて、アイドル業界を動かせる様子に見える。

 

実際には、世界的な「テレビ離れ」に伴い、日本は近年、Mirrativ、TwitCastingなどのゲームやライフスタイルのライブ配信プラットフォームが注目されている。

 

同時に、日本の産業環境と市場の特徴に基づいて、ライブ配信産業は日本的な特色を現れた。

 

まずは、「非テレビアイドル」の市場潜在力を呼び覚まし、インフルエンサー、地下アイドルなどテレビ以外の新たな露出ルートを提供したことである。

 

もともと日本に多く存在し、小型芸能事務所に所属または契約さえもつけていない地下アイドルたちは、長期にわたってライブハウスで公演し、公演チケットやグッズなどの収入に頼って、さらに自ら街にビラを配るなどの宣伝を行っていた。アイドルグループAKB 48も以前、「会いに行けるアイドル」コンセプトに毎日劇場公演を行いながら、当時の主流メディアーーテレビの露出チャンスを得て、国民アイドルになった。

 

ライブ配信は固有の露出ルートを打ち破り、テレビ以外の新たな露出ルートを提供して、一部の演出やアイドルとのインタラクティブなどの活動をオンラインに移した。また、ギフティングは新たな収入源となった。芸能事務所や地下アイドルスカウトもネット上で有望な新人を探し始めた。

 

ほかには、VR/AR技術の開発はバーチャルアイドルの活動を支えて、顔を見られたくないまたは顔に自信がない人たちに夢を実現する選択肢を増やした。これにより、ライブ配信者の中、vtuberの人数も結構多くに存在していて、他のライブ配信者たちと同じステージで競争できるようになった。

 

日本のアイドル産業は近年、テレビに依存している伝統的なテレビスターは市場構造が安定しており、近年は弱気の様相を呈している。ライブ配信、動画配信の台頭を背景に、吉本興業と48グループ、坂道シリーズに代表される芸能人もインフルエンサーマーケティングを始めた。

 

こうした市場背景の中に誕生したライブ配信プラットフォームSHOWROOMは、夢追う人にライブ配信サービスを提供して、インフルエンサーマーケティングに参入したプラットフォームである。

 

東西文娯は、SHOWROOM  xR事業部の森田真一、CTO佐々木康伸とSHOWROOMのビジネスモデル、日本のライブ市場などについて話した。

 

佐々木によると、SHOWROOMの設立は中国の会社YYの「ライブ配信+ギフティング」というビジネスモデルに啓発を受けた。最初はアイドル、歌手、声優などの芸能人とファンの間で交流できるライブ空間を作りたいという。

 

実はこの1年間、中国市場では、SNH 48などのアイドルグループもライブ配信を使って色々な宣伝活動を行い、配信時間と配信ルームも固定した。また、Bilibili所属のバーチャルアイドルもより高くライブ配信の影響力を重視している。SHOWROOMの考えは、中国のアイドル事務所、インフルエンサー事務所などに対して啓発があると考える。

 

下は本文。(後附インタビュー)


 

 ❶

SHOWROOMの創立と会社情報

 

SHOWROOMの創業者前田裕二は2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入社。

 

2011年末に「YY」(LIVE)がNASDAQに上場した、当時ニューヨークで証券の仕事をしていた前田に、「ライブ配信+ギフティング」というビジネスモデルを気づかせた。

 

2013年、前田はDeNAの創業者である南場智子と出会い、DeNAに入社し、同年11月、社内スタートアップとしてライブストリーミングサービスSHOWROOMを創立した。



 

前田は、自分がSHOWROOMを創立した初心は、アイドル、歌手、声優などのアーティストとファンの間で交流できる仮想空間を作りたいという。

 

そのため、SHOWROOMのユーザーインターフェイスは現実中の演出舞台のように設計され、視聴者はキャラクターとしてスクリーンの下にあり、臨場感を作り出している。

 

また、コメントの文字とギフティングの情報は、キャラクターの上に表示される。視聴者はコメントやギフトアイテムを通じて、既存メディアとは異なった配信者との新しい形のコミュニケーションを楽しむことができる。



最初はPC版での提供となり、その後スマートフォン(iOS/Android)にも拡大した。

 

SHOWROOMは、アイドルやタレントなどの「パフォーマー」が、インターネット上の劇場を模した空間でパフォーマンスを行い、その様子を生配信するサービス。開始時の番組数は約50番組。最初の「パフォーマー」は、DeNAと提携を結ぶ事務所に所属するアイドルやタレントが中心で、CoverGirls、アイドリングNEO、Drothy Little Haapy、LinQ、AeLL、青SHUN学園、各誌の読者モデルなどとなっている。

 

2014年9月に更新後、無料会員登録した全てのユーザーが配信可能となった。夢を実現したい人をますます集めている。その後、SHOWROOMの中にアイドルだけでなく、アーティスト、声優などのジャンルも増やした。またAKB48グループや乃木坂46、欅坂46のメンバーも個人配信を行っており、大きな盛り上がりを見せている。

 

SHOWROOMは3年半後(2018年1月)に登録者数が150万人ぐらいになり、配信者数は15万人ぐらいに成長した。月間売上が1000万円(約67万元)を超える配信者もいる。(現在は会員登録者数約328万人、配信者は約27万人 2019年10月現在)

 

2015年8月、株式会社ディー・エヌ・エーの会社分割によりSHOWROOM株式会社を設立し、新設会社はSHOWROOMの運営を承継した。

 

また、2015年8月下旬を目途に、新設会社が株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントに対して第三者割当増資を行うこととなった。

 

 

ビジネスモデルと競争優位性

 

 SHOWROOMは芸能界のイメージがますます強くなっている。今、48系と46系のアイドル、さらにジャニーズ初のバーチャルアイドル、海堂飛鳥と苺谷星空の2名の活動が決定した。また、多くのお笑い芸人や、輝夜月のような大人気VTuberもSHOWROOMで活動している。


 

より多くの芸能人がSHOWROOMのライブ配信に参加すると同時に、芸能界に入りたい人がプラットフォームに入るようになった。SHOWROOMは他のライブ配信と比べると、アイドルや歌手の卵が数多く参加しているのが特徴。


 

今はSHOWROOMというと、アイドルや芸能人などのイメージが強い。佐々木によると、夢を叶えたい人に応援するのがSHOWROOMの役目である。

 

また、この仮想的なライブ空間において、配信者の配信内容はとても豊富である。現在の番組はman’s、アイドル、タレント・モデル、音楽、声優・アニメ、お笑い・雑談、バーチャル、アマチュアといったカテゴリに分けられ、配信一覧に表示される。

 

また、猫舌SHOWROOM、のぎおび、NMB48のしゃべくりアワー、乃木坂46のオールナイトニッポンなどのレギュラー番組もある。

 

SHOWROOMは今、業務の多元化を模索していると見える。

 

例えば、近年ヒットしたvtuberブームの中で、SHOWROOMはバーチャル配信ツールSHOWROOM Vをリリースし、VRライブ配信プラットフォームSHOWSTAGEも提供している。

 

森田によると、SHOWROOMの中、バーチャルにせよ、リアルにせよ、課金率が同じくらいである。

 

SHOWROOMプラットフォームの活躍度は非常に高く、2018年3月のSHOWROOMの調査では、登録者の半分以上が毎日SHOWROOMを利用している。利用時間30分以上のユーザーは85%に占める。

 

2017年、App Annieの統計において、ビデオ配信アプリの収益ランキングでは、SHOWROOMが一度はNetflixを超え、一位になった。

 

使用理由は「配信者とコミュニケーションを取れる」が50.8%で、「自分の好きな芸能人がSHOWROOMでライブ配信している」が34.0%で、「配信者の夢をかなえたい」が27.9%だった。

 

広告を主な収入源とするYouTuberと違って、ライブ配信者の収入はギフティングに依存する。日本の独特のアイドル応援文化に基づいて、視聴者にとっては、ギフティングは配信者の夢実現を助けるためである。

 

SHOWROOMはオーディションなどのイベントも随時開催され、各プロダクションと業務提携したイベントや共同オーディションではメディアへの掲載権や出演権、楽曲提供などの特典が得られるものもある。

 


SHOWROOMのこれからの方向を聞いた時、佐々木は「日本のライブ配信サービスはますます豊富になっていて、今後SHOWROOMはどうやって差別化していくのは、今一番考えていることです」と答えた。

 

 ❸

SHOWROOM xR事業部の森田真一

CTO佐々木康伸との会話の一部

 

EW:今数多くライブ配信プラットフォームの中、SHOWROOMの特徴は何ですか?バーチャル配信について、他のプラットフォームと比べて、SHOWROOMの優位性はなんですか? 

 

森田:SHOWROOMの位置付けがはっきりしています。SHOWROOMの利用者の中、芸能界に入ることを目指している人が多いです。これが私たちの特徴です。

 

今日本では、vtuber専用のライブ配信プラットフォームがたくさんありますが、vtuber専用ライブ配信アプリなので、プラットフォームの中にvtuberしかありません。そのため、見に行く人も普段からvtuberに興味を持っている人たちです。

 

私たちのプラットフォームでは、芸能人、アイドル、歌手を志す人が多いです、バーチャル配信はジャンルの一種として存在しています。バーチャルにせよ、リアルにせよ、私たちは夢を持っている人に窓口を提供し、彼らの夢を応援しています。

 

私達のプラットフォームの中で、ライブ配信者はもっと芸能界と関連しやすいです。これは私達の特色であり、差別化する方向でもあります。これは他のプラットフォームとの最大の違いです。

 

EW:中国のライブ配信市場は、ゲーム実況に特化したサービス(Huya、Douyu)も、ライフスタイル実況のプラットフォーム(YY、Yingke)も、比較的に集中している業界構造ができている一方、日本のライブ配信市場はどのような段階にあると考えていますか?

 

森田:中国のライブ配信市場と比べて、まだ大きな差があります。中国のように、ある種類のライブ配信に集中するサービスが日本はまだ少ないです。現時点で日本のライブ配信サービスはほとんど雑談、歌を中心にしています。



EW:アジア圏のライブ配信市場に比べると、日本のライブ配信を利用している配信者と視聴者の特徴はなんですか?

 

佐々木:日本のライブ配信者の中、女性の方が多いです。そして視聴者の課金率が高いです。私たちのプラットフォームでは、配信者の夢を応援するという活動がたくさんあって、視聴者はギフティングを通して、配信者の夢を応援することができます。

 

EW:なぜSHOWROOM Vをリリースしたのですか?SHOWROOM Vの優位性はなんですか?

 

佐々木:今、日本では、バーチャルタレントがますます盛んになっています。顔を見せたくないがライブ配信してみたい人結構います、SHOWROOM Vを利用して、外見の問題を心配する人たちの悩みを解決する選択肢を増やします。

 

SHOWROOM VはVRM規格に対応していて、VRM規格に対応しているアバターモデルを導入できます。もう一つは手が動けることです、スマホのカメラで手の動きを取られるんです。

 

EW:SHOWROOMもVRライブ配信サービスSHOWSTAGEを開発していますよね。貴社視点で、これからVRライブ配信によってどのような未来を迎えますか?

 

佐々木:今のライブ配信とVRライブ配信の境目はそんなに明確ではありません。VR設備が普及すれば、自然にVRライブ配信が流行ります。そして今もVR Chatなどのソフトも結構あります、これからはもっと多くの3 Dモデルが必要です。

 

今はVR配信は主にvtuberのライブですが、未来はもっと豊富な形が出てくると思います。

 

EW:日本のライブ配信市場にとって、将来の発展につながるチャンスはどこにあると考えていますか?SHOWROOMはどのような業界位置を取得したいですか?これらの機会はどうやって把握しますか?

 

佐々木:極端に言えば、私たちは単なるライブ配信やVR配信に集中しているわけではないです。今は夢を持っている人は多いですが、人脈がないやお金がないことに苦しんでいます。また、自分の外見に自信がないということは、様々な理由で夢を諦めています。第一歩を踏み出した人もいますが、なかなか目標に近づけないです。私たちの初心は夢を持っている人にチャンスを提供して、彼らの夢を応援したいです。ライブ配信は私たちの一つの切り口です。

 

EW:日本企業の海外進出についてどう思いますか?SHOWROOMは海外進出の計画がありますか? 

 

森田:SHOWROOMは海外市場への進出を考えていますが、海外事業を具体的にどう展開するかはまだ決まっていません。私たちの会社とライブ配信サービスの名は同じSHOWROOMで、サービスの海外進出はまだ多くの具体的な事項を考える必要がありますが、会社の海外進出は計画中です。

 

EW:SHOWROOMは中国企業との業務連携などの計画がありますか?

 

森田:まだそういう計画はないですが、この機会があれば信頼できる会社に接することができます。これをきっかけに中国市場に進出できれば、真剣に考えます。

 

 


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東西文娯は営造TIMES傘下のGlocal視点を持つエンターテインメントコンサルティング会社です。グローバル化を背景とし、中国のエンターテインメント業界に関連するさまざまな新しい経済分野を注目しています。2019年、東西文娯はソーシャルコーマス、市場細分化、新形態の映画シアター、インタラクティブコンテンツなどに重点を置いています。


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