【天声人语・有声版】恋なき国(20190429)
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恋なき国
恋爱缺失的国度
(图片来自:https://dwz.cn/bWVRaC08?u=38a616c4f63b3f03)
「わが国の男女は恋愛することが、下手なのである」。菊池寛は昭和初期、『恋愛と結婚の書』を著した。その半世紀前、福沢諭吉は『男女交際論』で、日本の近代化には男女の自由交際が必要だと説いている▼
昭和初期,菊池宽在《恋爱与结婚之书》中写道,“我国男女不擅恋爱”。在这半世纪以前,福泽谕吉在《男女交往论》一文中,论述了男女自由交往对于日本近代化的必要性。
「明治から昭和の初めまで、恋愛論は高い関心を呼びました」と話すのは、東京・田端の文士村記念館の種井丈(じょう)研究員(31)。当時の作家らがどんな交際をし、恋愛観を抱いたかを示す企画展「恋からはじまる物語」を担当する(5月6日まで)▼
种井丈(31岁),东京田端文士村纪念馆的研究员,说道,“从明治到昭和初期,人们对于恋爱论很感兴趣”。他负责的“从恋爱开始的故事”展览展示了当时的作家们如何交往,抱有何种恋爱观(展出至5月6日)。
明治の日本に「恋愛」という概念はなかったという。自由恋愛そのものになじみが薄く、結婚は家と家を結ぶものという常識に支配されていた。「親が子を思う『愛』なら庶民にも浸透していましたが、『恋』は維新後に輸入・翻訳された新しい考え方です」▼
明治时期的日本并无“恋爱”这一概念。人们对自由恋爱这个词本身都鲜有耳闻,他们活在结婚就是家族与家族的结合这一常识的支配之下。“亲子之爱的概念浸透到平民阶层,而’恋爱‘则是在(明治)维新之后被译成日文,传入日本的新观念“,种井丈说道。
展示された文士らの言葉はどれも熱い。「文ちゃん(後の妻)がお菓子なら頭から食べてしまひたい」と芥川龍之介。「愛は戦だといふ。長い戦で短い恋だったね」と竹久夢二。林芙美子は「私の可愛いくちびるをおくります」と便箋(びんせん)にキスマークを付けて書き送っている▼
被展出的文人们的言辞都表达得十分炽热。芥川龙之介写道,“阿文(芥川后来的妻子)你太可爱,若是块点心的话真想把你一口吃掉 “。竹久梦二写道,“世人说爱如战争。然而战争漫长,恋爱苦短”。林芙美子写下“送你我的可爱嘴唇”,在信纸上印着唇印寄送出去。
「恋人が欲しいですか」。内閣府が数年前、20代と30代の男女約2千人に尋ねたところ、欲しくないという答えが4割近かった。最も多かった理由は「恋愛が面倒」。時代により「恋愛観」がかくも違うとは▼
内阁府在几年前对20到40岁的约两千名男女展开采访,询问“你想要恋人吗?”,回答不想要的人数接近四成。其中最多的理由是“谈恋爱太麻烦”。没想到时代不同,人们的“恋爱观”也变化如此之大。
恋という営みは今も昔も変わらないはずなのに、国の近代化に役立つと奨励されたり、単に面倒だったり。恋愛をめぐる議論の振幅に驚く。
恋爱这件事无论过去还是现在本应不变,然而现在却或是因有利现代化而被国家鼓励,或是被人们嫌弃麻烦。围绕恋爱的观点变化之大,令人震惊。
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朗读:鹿茜fer-
翻译:1+1=小高