万叶恋歌-樱之章07
朗读/神谷浩史
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「あっ、あの後姿…似てる!
はあ~なんだ、違う人かぁ~」
啊!那个背影很像她。
唉……什么啊,原来是别人。
いますれ違った人、彼女に似ていたなぁ。
刚刚擦肩而过的人,长得真像她。
(パッ)
「痛っ!あっ、あぁすみません!大丈夫です!
ぼーっとしていただけです…
これ、まとめておけばいいんですよね?
先輩の頼みならいつでも引き受けますよ~
そんなに心配しないでください。
俺はいつだって元気ですから。」
“唔。啊,对不起!没事儿!我刚才走神了……
了解~
要整理这些东西对吧。
前辈,只要是你的委托,我随时都会帮忙的。
别这么放心不下我,我可是精力十足的哦!”
会社の廊下、社員食堂、
毎日乗る電車、近所のコンビニ…
ふと彼女がいるんじゃないか、
どこかですれ違っているんじゃないかと、
思わず探してしまう。
在公司走廊、员工食堂、
每天乘坐的电车、家附近的便利店,
我总是不自觉地四下寻找她的踪影。
总感觉她就在旁边,或许我们会在哪里擦肩而过。
「また気のせいかぁ…」
又是我的错觉……
でも…どんなに目を凝らしても、
彼女を見つけることはできなかった。
然而,无论多么仔细地寻找,我还是找不到她的影子。
忙しい日が続き、
もう随分と彼女と会っていなかった。
忙碌的日子持续着
已经很长时间没有遇到她了
彼女は今夜も一人、
星明りの下を歩いているのだろうか。
今夜,她是否也独自漫步在星光下?
少しでも俺のことに気づいてくれていたなら…
或多或少,她是否注意到了我?
なんて思ってしまう自分を情けなく思ってしまう。
「こんなにも人を好きになるなんて…」
连我自己都觉得自己很可悲。
我怎会如此疯狂地恋上她
彼女の姿を思い出すだけで、
暖かくて、幸せで、切なくて、苦しくて…
一想到她,暖意、幸福感、心痛与苦闷就涌上心头……
もし恋の病で死ぬことがあるなら、
俺はもう…千回は死んでいるんじゃないか…
如果有人因爱情而死,我恐怕已经死了上千回。
「そういえば、こんな歌が万葉集にあったなぁ~」
这么说来,《万叶集》里也有这样的相思之歌。
『思ふにし死にするものにあらませば
千遍そわれは死にかへらまし』
『若是相思,致人于死;
我已死而返,何止千次。』
恋焦がれて死ぬなら、私はもう千回死んでいる。
若恋爱令人心焦而死,我已经死过一千回了。
今夜もビルの窓から見える星たちに、
彼女とまた会えるように祈る。
今夜,
我照旧向着房间窗外的繁星们祈祷,
请让我再次遇到她。
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