【ふりがな付き】スパイ告発で奨励金50万元 北京

北京市国家こっか安全あんぜん局きょくが制定せいていした「諜報ちょうほう（スパイ）捜査そうさの手掛てがかりとなる市民しみんからの告発こくはつ奨励しょうれい弁べん法ほう」が10日とおか、施行しこうされた。同どう法律ほうりつによると、諜報ちょうほう行為こういに対たいする市民しみんからの告発こくはつは諜報ちょうほう事件じけんの解決かいけつに向むけた重要じゅうような手掛てがかりとなり、告発こくはつ者しゃは最高さいこう50万まん元げん（1元げんは約やく16.1円えん）の奨励しょうれい金きんを受うけとることができる。一方いっぽう、他人たにんに関かんして虚偽きょぎの申告しんこくを行おこなった場合ばあいは、法的ほうてき制裁せいさいの対象たいしょうとなる。

改革かいかく開放かいほう政策せいさくが中国ちゅうごくで深化しんかするにつれて、海外かいがいとの往来おうらい・交流こうりゅうが目めに明あきらかに増加ぞうかし、出入国しゅつにゅうこく者しゃの数かずも毎年まいとし増加ぞうか傾向けいこうを呈ていしている。海外かいがいの諜報ちょうほう機関きかんやその他たの敵対てきたい勢力せいりょくもこのような情勢じょうせいにつけこみ、政治せいじ的てきな関与かんよ・分裂ぶんれつ破壊はかい・情報じょうほう窃盗せっとうなどの破壊はかい活動かつどうを中国ちゅうごくに対たいして頻繁ひんぱんに行おこなうようになっている。

一部いちぶの人々ひとびとは私利しり私欲しよくのために国家こっか利益りえきを売うり、海外かいがいの諜報ちょうほう機関きかんにつけ入いる隙すきを与あたえている。首都しゅとである北京ぺきんは海外かいがいの諜報ちょうほう機関きかんやその他たの敵対てきたい勢力せいりょくにとって、政治せいじ的てきな関与かんよ・分裂ぶんれつ破壊はかい・情報じょうほう窃盗せっとうなどの中国ちゅうごくへの破壊はかい活動かつどうを行おこなう第だい一いち選択肢せんたくしとなっている。

市民しみんがスパイ行為こういの手てがかりを発見はっけんした場合ばあい、あるいはそれに関かんする情報じょうほうを入手にゅうしゅした場合ばあい、国家こっか安全あんぜん機関きかん「12339」告発こくはつホットラインに電話でんわをかける、メールで知しらせる、あるいは国家こっか安全あんぜん機関きかんを訪おとずれるという3つの方法ほうほうのいずれかで、告発こくはつすることができる。

諜報ちょうほう行為こういの手てがかりに関かんする告発こくはつを受うけた後のち、北京ぺきん市し国家こっか安全あんぜん局きょくは綿密めんみつな調査ちょうさを進すすめ、告発こくはつ内容ないようの重要じゅうよう度どなどに対たいする評価ひょうかを行おこなう。評価ひょうかは3ランクに分わけられ、「10万まん元げんから50万まん元げん」「5万まん元げんから10万まん元げん」「1万まん元げんから5万まん元げん」の奨励しょうれい金きんがそれぞれ支給しきゅうされる。

スパイ行為こういに関かんする告発こくはつを行おこなったことによって、告発こくはつ者しゃ本人ほんにんまたは家族かぞくが身みの危険きけんにさらされた場合ばあいには、国家こっか安全あんぜん機関きかんに保護ほごを要請ようせいすることができる。

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