【ふりがな付き】武漢の大学にリアル「ナミヤ雑貨店」登場 新入生が悩み相談

匿名(とくめい)で悩(なや)みを手紙(てがみ)に綴(つづ)り、封(ふう)をして専用(せんよう)のポストに入(い)れると、心(こころ)を癒(いや)す返事(へんじ)が返(かえ)って来(く)る、そんなリアル「ナミヤ雑貨店(ざっかてん)」が17日(にち)、湖北省(こほくしょう)の武漢夏理工学院に登場(とうじょう)した。

同大学(どうだいがく)に設置(せっち)された「ナミヤ雑貨店(ざっかてん)」には、「大学(だいがく)4年(ねん)の私(わたし)は今後(こんご)どうしたらいいのか」、「実家(じっか)はとても遠(とお)く、ホームシックはどうやって解決(かいけつ)すればいいのか」、「大学(だいがく)で人間関係(にんげんかんけい)について学(まな)ぶのは大切(たいせつ)？」といった手紙(てがみ)が寄(よ)せられ、新入生指導員(しんにゅうせいしどういん)や先輩(せんぱい)が一通一通返事(いっつういっつうへんじ)を書(か)いている。手紙(てがみ)にはプライバシー保護(ほご)の意味(いみ)でペンネームを使用(しよう)しており、返事(へんじ)もそのペンネーム宛(あ)てに書(か)かれ、本人(ほんにん)がポストを通(とお)して受(う)け取(と)ることができる。

指導員(しどういん)の張帆さんによると、入学(にゅうがく)したての1年生(ねんせい)に、大学(だいがく)の環境(かんきょう)に早(はや)く慣(な)れてもらうため、中国(ちゅうごく)でも人気(にんき)の東野圭吾(とうのけいご)の長編小説(ちょうへんしょうせつ)「ナミヤ雑貨店(ざっかてん)」の心温(こころあたた)まるストーリーを参考(さんこう)にし、この企画(きかく)を立(た)ち上(あ)げたという。新入生(しんにゅうせい)が匿名(とくめい)で綴(つづ)った悩(なや)みに、教師(きょうし)や先輩(せんぱい)が返事(へんじ)を書(か)くことで、新入生(しんにゅうせい)にアットホームな雰囲気(ふんいき)を感(かん)じてもらうのが狙(ねら)いだ。

このポストが設置(せっち)されてから3(みっ)日間(かかん)で、37通(つう)の手紙(てがみ)が寄(よ)せられ、返事(へんじ)の手紙(てがみ)が54通書(つうか)かれた。「ナミヤ雑貨店(ざっかてん)」の企画(きかく)は引(ひ)き続(つづ)き実施(じっし)される予定(よてい)で、寄(よ)せられる手紙(てがみ)も返事(へんじ)の手紙(てがみ)も増(ふ)え続(つづ)けると見(み)られている。

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