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​渡辺信一郎《中華の成立:唐代まで》出版

中古史
2024-09-15

岩波新書〈シリーズ 中国の歴史〉 1

《中華の成立:唐代まで》

群雄割拠を繰り返す中国史.第1巻では華北を中心に,先史時代から中華帝国が形成される八世紀半ばの唐代中期までを扱う.


渡辺 信一郎 著
通し番号 新赤版 1804
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 外国歴史
シリーズ 岩波新書〈シリーズ 中国の歴史〉
刊行日 2019/11/20
ISBN 9784004318040
Cコード 0222
体裁 新書 ・ 266頁
定価 本体840円+税

「中国」はどこから来てどこへ行くのか.群雄割拠を繰り返してきた雄大な歴史を,世界史的な視座から全五巻で描きだす画期的な試み.第1巻では黄河文明が展開した華北を中心に,先史時代から秦漢の統一や三国時代などを経て,中華帝国が形成される八世紀半ばの唐代中期までを扱い,伝統中国の原型を明らかにする.


渡辺信一郎(わたなべ しんいちろう)
1949年生まれ.京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学.専門は中国古代史,中国楽制史.京都府立大学教授,学長を経て
現在―京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長,京都府立大学名誉教授
著書―『中国古代の楽制と国家―日本雅楽の源流』(文理閣),『中国古代の財政と国家』(汲古書院),『中国古代の王権と天下秩序―日中比較史の視点から』(校倉書房),『中国の国家体制をどうみるか―伝統と近代』(共編著,汲古書院)など


目  錄


はじめに

第一章 「中原」の形成――夏殷周三代
 一 農耕社会の形成――新石器時代
 二 夏殷周三代
 三 殷周時代の政治統合――貢献制から封建制へ

第二章 中国の形成――春秋・戦国
 一 春秋・戦国の「英雄時代」
 二 小農民社会の形成――百生から百姓へ
 三 封建制から県制へ
 四 商鞅の変法――前四世紀中葉の体制改革

第三章 帝国の形成――秦漢帝国
 一 郡県制から郡国制へ
 二 武帝の時代――帝国の形成

第四章 中国の古典国制――王莽の世紀
 一 宣帝の中興
 二 王莽の世紀
 三 王莽を生みだす社会
 四 後漢の古典国制

第五章 分裂と再統合――魏晋南北朝
 一 漢魏革命
 二 華北地方社会の変貌
 三 西晋――中原統一王朝の再建
 四 五胡十六国と天下の分裂
 五 鮮卑拓跋部の華北統合

第六章 古典国制の再建――隋唐帝国
 一 隋文帝の天下再統一
 二 天可汗の大唐帝国
 三 『大唐六典』の唐代国制

おわりに


図表出典一覧
主要参考文献
略年表
索 引


渡邊信一郎《『舊唐書』食貨志譯註》出版

渡辺信一郎、西村成雄主編《中国の国家体制をどうみるか:伝統と近代》出版


丸橋充拓《江南の発展:南宋まで》出版


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