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【知識】くまモンだけではない「熊本県の人気者」

2016-04-25 人民網日本語版 人民网日文版


1週間前から、熊本県で一連の地震が発生している。うち最大のものはマグニチュード(M)7.3、震度は7と、日本の気象庁が設けている最高レベルに達した。この一連の地震で40人以上が死亡、1千人あまりが負傷し、2011年の東日本大震災以降、日本で最も被害が深刻な地震災害となった。

 
一部が崩壊した熊本城

 

熊本と言えば、日本三代名城のひとつである熊本城や人気のキャラクター「くまモン」以外には、あまり印象深いイメージはない。しかし実は、九州中部にあるこの農業大県には、知るべき多くの特徴や名産品がある。

 


農業大県熊本と県のマスコット「くまモン」

 

【火の国と馬肉料理】

 

熊本県は2014年、熊本県キャラクター「くまモン」のPRを目的として、「くまモンほっぺ紛失事件」を起こした。真っ赤な頬とふわふわした身体が特徴のくまモンのほっぺがある日突然消え失せ、もっともらしく警察に遺失物届けを出した。

 

赤いほっぺがなくなったくまモンは、ただの「クマ」になり果て、トレードマークの「赤」がなくなった熊本県もすっかり冴えなくなった。というのも、熊本県のシンボル阿蘇山と県民にとってなくてはならないグルメ「馬肉」も、「赤」と深い関わりがあるからだ。

 


ほっぺを紛失した「くまモン」

 

同じ火山地震帯の上にあるといっても、日本の本州などと比べ、九州地方ではこれまで、大きな地震はほとんど起こっていなかった。どちらかと言えば、熊本東北部の阿蘇山や鹿児島の桜島などの活火山の方が有名で、毎年多くの観光客がこれらの山を訪れ、活火山の雰囲気を存分に味わっている。

 

今回の地震で特に深刻な被害を受けた2500年の歴史を誇る阿蘇神社では、毎年3月、「火振り神事」という儀式が執り行われる。その儀式から、「火」が熊本にとって特別な意味を持っていることを伺い知ることができる。

 


高に美味な「馬刺し」

 

熊本では、昔から、馬肉を食する習慣があった。記者は昔、熊本に立ち寄った際に、ガソリンスタンドのサービスエリアで、「馬肉まん」と「馬肉ビーフン」を食べたことがある。より有名な料理は、生の馬肉の刺身である「馬刺し」だ。馬刺しは真っ赤な色をしており、味は最高に美味、脂肪分は少なく、特に女性に人気が高い。

 

【素朴な県民性と中日友好】

 

2011年にくまモンが登場するまで、多くの日本人は、熊本のイメージについて、どんな言葉も思いつくことができなかった。

 

ご当地キャラのくまモンは、素朴で楽観的な現地住民の気性をかなり備えていた。まるまると太った身体、嬉しさいっぱいの真っ赤な頬、少し傾いた大きな頭、口を押える可愛らしい仕草に、子供だけではなく大人も思わず心が和み、微笑んでしまう。

 

素朴な県民性という特徴のほか、熊本県がある九州は、日本で日中友好関係が最も盛んな地方のひとつでもある。

 


地震で倒壊した桂林―熊本「友誼亭」

 

九州は、地理的に中国に最も近く、歴史的にも中国と深い関係がある。数年前に中日関係がぎくしゃくし始めても、九州地方と中国の友好的な交流は途絶えることはなかった。

 

1979年、広西チワン族自治区桂林市と熊本県熊本市は、「友好都市協定」を結んだ。以後30年あまり、両都市は、医療や教育などさまざまな分野で協力を展開、友情にまつわる素晴らしいエピソードが多く残された。1992年、熊本市動植物園は「友誼亭」を建設した。このあずまやには、中国伝統の建築様式が採用され、観光客の憩いの場となっていた。残念なことに、今回の地震の影響で、「友誼亭」の赤い柱が倒れ、オレンジ色の屋根も地面に落下した。


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